2015/03/30

国土交通省は3月25日、「2014年度 アセアン地域における物流人材育成支援事業」の実施結果を発表した。

今回の事業は、日アセアン交通連携の枠組みの下で3月9日～12日にベトナム・ハノイ交通技術大学で「物流技術系研修」を実施。また同16日～20日にはベトナム・ホーチミン交通大学で「物流マネジメント研修」を実施した。

物流技術系研修では、「車両安全管理」の講師を佐川急便(株)、「車両整備・運行管理」の講師をSGモータース(株)が担当した。

また、将来的な物流事業管理職候補の育成を目指す物流マネジメント研修では、「物流概論・国際物流の基礎知識」の講師を関西学院大学商学部の伊藤教授が担当した。「拠点管理・生産管理・物流効率化と情報システム」と物流管理に関する実習は、佐川グローバルロジスティクス(株)が講師を派遣した。

両大学からは、物流情報システムや３PLなどのより実務に即した講義の集中的な実施や、日本企業におけるマナー等の基礎講義の実施などへの高い関心が示された。さらに、学生を対象とした研修に加えて講師を対象とした研修実施について要請があった。

●ハノイ交通技術大学での物流技術系研修の様子