2015/02/25

キャセイパシフィック航空は2月23日、香港とインドのコルカタを結ぶ貨物専用便の運航を3月11日に開始すると発表した。同社は香港・コルカタ間を直行で結ぶ貨物専用便を運航する唯一の航空会社となる。

香港・コルカタ線の貨物専用便は週2便で、香港からニューデリー、コルカタ、香港という経路で運航。南アジアと世界各地を結ぶ貨物輸送に際して、新たな選択肢と柔軟性を荷主やフォワーダーに提供することで亜大陸の航空貨物業界での存在感を高める。

キャセイパシフィック航空のジェームズ・ウッドロー貨物担当取締役は「インドはキャセイパシフィック航空にとって非常に重要なマーケットであり、すでに5都市に乗り入れている貨物専用便のインドにおける拠点をさらに拡大できることを喜ばしく思っている。キャセイパシフィック航空が擁する世界有数の航空貨物ターミナルと、香港を拠点に世界各地へと広がる貨物ネットワークを活かすことで、このコルカタへの定期貨物便がインドを発着する衣料品や食料品の物流網の一層の強化につながると自負している」と述べている。

同社は現在、インドのベンガルール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、ムンバイの5都市を含めた世界各国46都市へ貨物専用便ネットワークを構築するとともに、140機以上の旅客機の貨物搭載スペースを活用した世界各地への航空貨物輸送を手がけている。