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日通、台湾中南部に営業拠点・倉庫を新設、

2015/02/03

日本通運(株)は1月30日、台湾の現地法人・台湾日通国際物流が昨年12月9日に台湾嘉義縣に「MITT倉庫」を開設するとともに、台湾中南部で日系フォワーダーとして初のILCライセンスを取得し、同倉庫で営業を開始したと発表した。

ILC(International Logistics Center)ライセンスは、一般保税倉庫ではできない流通加工を行うために必要な資格。保税貨物と国内貨物を同一倉庫で保管することが可能になるほか、通関手続きが月1回まとめての申告(報告)で済むなどのメリットがある。

開設したMITT((Middle Formosa International & Trusty Terminal)倉庫では、精密機器メーカー製造拠点(保税工場)への、部品の加工やJIT(just in time、ジャストインタイム)配送など高度な物流サービスを提供する。

倉庫の規模は、敷地面積約2万9,389平方メートル、延床面積約1万7,464平方メートル。設備として耐震性のある重量ラック、最大32台の接車バース、赤外線を使用した警備システムなどを備える。今回の開設により、台湾での日通グループの拠点は15拠点、倉庫4棟、4万7,279平方メートルになった。

日通では、2014年3月に台湾北部桃園縣で稼働した大型倉庫「NEXT倉庫」に続き、今回の台湾中南部での拠点拡充により、高度化する物流ニーズに応え、さらなるサービスレベルの向上とネットワークの拡充を図る考え。

●営業拠点の概要
施設名:台湾日通「MITT倉庫」
住所:台湾嘉義縣大林鎮大美里19鄰大埔美園區三路37號
敷地面積:8,890坪(約2万9,389平方メートル)
延床面積:5,283坪(約1万7,464平方メートル)
立地:中山高速道路(高速三号線)「梅山」ICから約5分、高雄港・台中港より約90分


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