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上組、タイ・ミャンマー間で大型建設部材の陸上輸送実現

2015/02/02

(株)上組は1月27日、これまで海上輸送に頼っていたタイ・ミャンマー間の容大貨物の輸送を陸上輸送に変更し、大幅なリードタイムの短縮と輸送コストの削減を実現したと発表した。

これまでタイ・ミャンマー間の陸路はミャンマー側山岳地帯が悪路であることから利用
されていなかった。同社は昨年、タイ国内工場で生産された大型建設部材を陸路でミャンマーへ輸送し、従来の海上輸送では 19日間(タイ側での船積まで2日間、海上輸送10日間、ミャンマー側での輸入通関・配送まで7日間)要していたリードタイムを6日間(実績値)にまで大幅に短縮。全体の輸送費も約10%低減させることに成功した。

同社は2014年4月、ミャンマーに現地パートナーと合弁会社(Kamigumi-EFR Logistics (Myanmar) Co., Ltd.)を設立。この合弁会社の自社車両を使用した陸運に特に力を入れており、今回の陸上輸送でも起用した。

タイ国境のミャワディーでは、現在建設中のバイパス道路が2015年中の完成予定。これにより山岳地帯の輸送問題が解消され、タイ・ミャンマー間の陸上輸送が劇的に増加する事が予想される。上組ではこのような状況も踏まえ、現在は不定期である陸上輸送サービスを将来的にはタイ現地法人と連携の下、ミャンマー合弁会社の自社車両による定期運行化を構想しており、今回の大型建築部材の輸送について「将来的な物流を強く推進させる取り組みの一環」としている。

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