2014/12/05

鴻池運輸(株)は12月4日、中国現地法人の鴻池亜細亜物流が江蘇省常熟市での物流ニーズを取り込むことを目的に、常熟新材料産業園で初となる物流センターを11月に竣工すると発表した。

常熟市は長江デルタ地域の中心に位置、沿江高速道路と沿海高速道路が交わる好立地だ。化学品・医薬品・自動車関連・半導体産業といった新産業が集中する上海経済圏の中核都市でもある。

同社では中国生産の高付加価値化が進むことで、新産業の物流ニーズが高まるとみる。18度の中温度帯管理、加圧式による防塵対策、高速シートシャッターを備えた高機能倉庫として、保管だけでなく自社トラックで上海・蘇州までをカバーする配送機能も備える。

今後は上海、香港、青島など中国の自社グループ8拠点と連携し、物流ネットワークの充実を目指す。