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三井倉庫、韓国釜山新港物流センターが完成し稼動開始

2014/08/05

三井倉庫(株)が韓国釜山で建設していた新たな物流施設(延床面積1万5,000平方メートル)がこのほど完成し、7月から本格稼動を開始したと発表した。同社はコンテナターミナルに隣接するエリアに3万7,000平方メートルの土地を確保し、施設を建設したもので、韓国における物流事業の中心拠点として運営して行くとしている。

同物流センターでは、既存貨物の集約を図るほか、釜山新港 FREE TRADE ZONEの立地を生かし、非居住者名義保管、保税状態での流通加工といった付加価値の高いサービスを提供して行くという。また、広大なヤードでの特殊コンテナ取り扱い、低床倉庫での設備関連輸送や、危険物保管、定温倉庫での食品保管、一般倉庫での流通加工業務など、多様な施設を生かした幅広いサービスメニューを取り揃えている。

同社は中期経営計画「MOVE2013」の事業方針として「アジアパシフィック地域への集中投資」を掲げており、2月に稼動したタイ、今回の韓国のほか、インドネシア、中国などでも物流施設の新設・増設を進めている。これらの新増設が全て完成すると、同社のアジアパシフィックでの物流施設規模は昨年12月末時点の33万7,000平方メートルから44万8,000平方メートルへと約32%増加する見込みだ。

<韓国釜山新港物流センターの概要>
名称:Mitsui-Soko Korea Busan Newport Logistics Center
所在地:釜山新港エリア
延床面積:1万5,424平方メートル

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