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三菱ふそうトラック・バス、ヨーロッパトラマガル工場が創業開始から50周年

2014/02/13

三菱ふそうトラック・バス(株)(本社:神奈川県川崎市)は、連結子会社三菱ふそうトラック・ヨーロッパ(Mitsubishi Fuso Truck Europe-Sociedade Europeia de Automoveis, S.A、以下MFTE)のトラマガル工場(ポルトガル)が操業開始から50周年を迎え、2月12日に記念式典を実施したことを発表した。

トラマガル工場では、1964年に生産を開始、1980年からポルトガル市場向けの同社製品のKD生産を開始した。現在、欧州向けの小型トラック「キャンター」のKD生産を行っており、ハイブリッドモデルの「キャンター エコ ハイブリッド」の生産も行っている。1964年から現在までに累計20万台以上の車両生産を行ってきた。

記念式典には、ポルトガルのペドロ・パッソス・コエーリョ首相をはじめとする政府関係者、およびダイムラー・トラック部門のウォルフガング・ベルンハルト取締役など会社関係者を含む、合計200名が出席した。

この度、ポルトガル政府からの支援を受け、環境に配慮した電動トラックの「Canter E-CELL」プロジェクトを同国で開始する。

「Canter E-CELL」は、2010年のドイツのIAA国際モーターショーで初公開し、2013年には、次世代型「Canter E-CELL」を中日本高速道路(株)に納入した。

今回、欧州向け仕様としての開発を行い、ポルトガル国内での実証実験を2014年中に開始する予定。

MFTEトラマガル工場は、ポルトガルの首都リスボンから約150㎞北東に位置し、敷地面積3万9,900平方メートル、従業員数約300名、欧州30か国およびイスラエル向けの小型トラック「キャンター」のKD生産を行っている。なお、約95%の車両はポルトガル以外に輸出されている。

また、トラマガル工場で生産している「キャンター」の部品は、金額ベースで50%を欧州域内の60以上のサプライヤーから供給を受けている。

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