[最新ニュース] 物流・生産拠点

鴻池運輸、神奈川県にファッション・アパレルロジスティックセンターを完成

2013/05/17

鴻池運輸(株)は、「ファッション&アパレル物流サービス」の重要拠点として、厚木流通センター(神奈川県厚木市)内にアパレル物流に特化した専用のファッション・アパレルロジスティックセンターを完成させ、2013年5月17日に現地にて竣工式を実施したことを発表した。新センターの完成で、厚木流通センター全体の延床面積は約4万7,000平方メートル(現在の1.6倍)となり、KONOIKEグループで最大の流通センターとなるという。

同センターは、ファッション・アパレル関連の顧客のニーズに特化した専用センターとして設計。フロアーレイアウトの自由度を高め、商品のシーズン切り替え時や新製品リリースの際の増加に対し、フレキシブルに対応することができる。撮影スタジオの設置とパートナー企業との連携により、顧客の幅広いニーズへのワンストップサービスを提供する。その特長としては3点ある。

1.「eコマース(電子商取引)をフルサポート」
センター内に商品撮影ができる撮影スタジオの設置とeコマース運営会社と連携することで、eコマースを行うにあたり必要な作業を当センター内でまとめて実施することができる。
※提供サービス内容:スタジオで商品撮影、採寸、ホームページ掲載

2.「検品から縫製、補修までファクトリー機能を完備」
パートナー企業との連携により、縫製検品、X線検針、値札付け、ブランドタグ付け、付属品付け、ハンガー付け、ミシン掛け、商品補修などファッション・アパレル製品に不可欠な作業を幅広く対応できる。

3.「海外工場から国内店舗配送までの一貫サポートにより最短日数で配送」
ファッション・アパレル製品の海外からの材料や製品の輸送から、通関、国内における製品保管、流通加工、店舗配送に至るまで一貫してサポートすることで、海外工場から国内店舗まで最短日数で商品を届ける。
※(同社):バングラデシュから店舗まで【約19日】 / (従来):バングラデシュから店舗まで【約1.5ヶ月】

昨今、顧客であるアパレル関連メーカーは海外での生産調達を一層拡大しており、サプライチェーンがより一層複雑化している。KONOIKEグループでは中国はもちろん、メコン・ベンガル地域(ミャンマー、バングラデシュ、カンボジアなど)に拠点を設け、エクスプレスシリーズなどの国際物流サービスを提供している。海外におけるサービスと、新センターをメイン拠点とした国内物流を組み合わせ、海外工場から店舗配送まで一貫したサポートをするという。

<新センターの概要>
住所:神奈川県厚木市戸田2500-1
※東名高速道路 厚木インターチェンジより2km、車で5分
※横浜港、東京港、羽田空港へ車で1時間以内
※横浜、町田、新宿、渋谷・原宿、銀座地区含めた主要マーケット地へ1時間以内
敷地面積:約7,000平方メートル
延床面積:約1万7,600平方メートル(鉄骨5階建て)
設備:
・365日24時間対応の最新鋭センター(コンテナ同時着床8台、垂直搬送機4台、徹底したバーコード管理、物流管理システムKWMSによる在庫管理)
・環境対策として照明設備に光の反射率が高いランプシェード「エコフューチャー」採用
・自然災害発生時におけるBCP対策(自家発電機能設置による停電時対応、自家給油設備完備)

|↑一覧に戻る|