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CRE、北海道で物流施設「ロジスクエア千歳」着工

2017/04/08

(株)シーアールイー(CRE)は4月8日、北海道千歳市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア千歳」を着工した。

開発地は北のゲートウェイである新千歳空港より約8.3km、道央自動車道(道央道)新千歳空港ICより約2.0kmに位置し、新千歳空港を利用する航空貨物の物流拠点として高いポテンシャルを有しており、道央道を通じて道内最大消費地である札幌と、海上貨物取扱量が道内最大を誇る国際拠点港湾の苫小牧港との中継点にもなり、「空・海・陸」すべてにおいてバランスのとれた戦略的拠点としての立地メリットがある。また、千歳臨空工業団地に隣接している為、周辺は倉庫・工場が多く、24時間稼働も可能。

計画では4万9,599.00平方メートルの敷地に平屋建て、計画延べ面積2万885.00平方メートルの物流施設として開発する予定で、4月8日に建設工事に着手し12月末の竣工を予定している。施設のマスタープランは、高床平屋建てとして東西両面に合計64台の大型車両が同時接車可能なトラックバースを配置、敷地内車両動線は出入口を分けたワンウェイとし、さらに敷地内に大型車両80台の待機スペースを確保することにより、効率的な入出庫オペレーションを実現する。

倉庫部分の基本スペックは、床荷重は1.5t/平方メートル、有効高さは5.5m以上、平均照度は300ルクス以上を確保し、保管効率の向上に寄与。また階層を平屋建てにする事で、多層階施設に比べ、取り扱う製商品の上下階層間搬送に伴う時間的ロスをなくし、スピーディな入出荷オペレーションを実現することで、在庫保管型や流通加工型センターとしてのみならず、通過型クロスドックセンターとしての機能も兼ね備えた、様々な物流ニーズに対応し得る汎用性を備える。

さらに寒冷地仕様として、ロードヒーティングや樋ダクトヒーター等の凍結防止用設備の導入、断熱性の高いサンドイッチパネルや樹脂サッシ(Low-E複層ガラス)の採用を予定し、敷地内には広大な堆雪スペースを確保する等、降雪時も入居テナントのオペレーションに滞りが無いよう配慮している。

なお、同施設はテナント企業が既に確定しており、当該企業の専用センターとして開発する予定。

●開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア千歳
所在地:北海道千歳市泉沢
敷地面積:4万9,599.00平方メートル(1万5,003.69坪)
用途地域:準工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
建物構造:鉄骨造平屋建て
延ベ面積:2万885.00平方メートル(6,317.71坪)(予定)
着工:2017年4月8日
竣工:2017年12月末(予定)
設計施工:JFEシビル(株)
監修:(株)INA新建築研究所

●ロジスクエア千歳完成イメージ

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