[最新ニュース] 物流・生産拠点

ファーストリテイリング、国内外で次世代物流センター稼動

2016/10/13

(株)ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長は、10月13日に発表された2016年8月期の業績と今後の展望に関する会見で、サプライチェーンの大改革が不可欠であるという認識の下、「お客様のご要望に応えるサプライチェーンに改革するために、工場や生産のあり方も改革する」とし、工場・生産地に物流プラットフォームを作り、生産リードタイム、配送リードタイムを大幅に削減することで顧客ニーズに即応できる体制を構築すると表明した。

具体的には有明と同様な次世代物流センターが国内(札幌・仙台・名古屋・大阪・神戸など10か所)で稼働するほか、中国・欧州・北米の海外市場でも稼動を計画する。

また今後の成長戦略として「グローバル化とデジタル化による成長」を掲げ、海外ユニクロの成長(特に中国・香港・台湾と東南アジア・オセアニアの成長が牽引)と併せてEコマースの成長を重視し、中期的には売上構成比30%を目指すとしている。

さらに情報製造小売業として顧客に「新しいお買い物体験」の提供するため、リアル(店舗)とバーチャル(Eコマース)の融合、そして、今までにない新しい様々なサービスを “デジタルフラッグシップストア”で提供する方針のなかで、下記の計画案などを掲げた。
・「ユニクロ会員」向けの特別サービス
・購入履歴などに応じたパーソナルなおすすめ情報
・店舗決済・EC配送、クリック&コレクト(店舗受け取り)、コンビニ受け取りなどのサービス
・当日・翌日配送のエリア拡大と、配送リードタイムの表示サービス
・セミオーダー商品の拡充、マイサイズ登録によるJust Fitサービス
・EC特別商品、EC限定色、2XS~4XLサイズまでの大幅拡充

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