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大和ハウス、国内最大級の開発計画を千葉・流山で始動

2016/07/22

大和ハウス工業(株)は7月21日、延床面積14万4,005平方メートルを誇るマルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅰ」を着工したと発表した。

同施設は「DPL流山」(計3棟)開発計画の1棟目。計画では千葉県流山市に総敷地面積約18万2,000平方メートル、総延床面積約38万7,000平方メートルの国内最大級の物流施設が建設される。

DPL流山Ⅰは、テナント企業の従業員向け託児所やコンビニエンスストアを完備するとともに、免震システムや非常用自家発電機を設置するなど、BCPにも対応した防災配慮設計を施す。

立地面については、常磐自動車道「流山インターチェンジ」から約2.7kmと近接し、首都圏から広域には東日本全域までアクセスできる場所に位置し、首都圏向け物流の集約拠点としてだけでなく、世界中からの輸出入の基地となる、グローバルSCMに対応可能な施設として利用できる。

ポイント
1.国内最大級の物流施設開発
DPL流山は東京ドーム」約8.2個分の広さの大型物流施設。敷地内にマルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅰ」、BTS型物流施設「DPL流山Ⅱ」、「DPL流山Ⅲ」の開発を予定している。

1棟目として着工する「DPL流山Ⅰ」は、インターネット通販事業者や小売業者、アジアへの配送を手掛ける事業者など、複数のテナント企業様の入居を想定したマルチテナント型物流施設として、昨今の物流業界における市場環境の変化に伴った幅広い物流ニーズに応えることができる。

2.テナント企業様の従業員向け託児所やコンビニエンスストアなどを完備
「DPL流山Ⅰ」は、テナント企業の従業員の労働環境整備の一環として、託児所やカフェテリア、コンビニエンスストア、自家用給油所設備を設置する予定。また、流山市を巡回するバスや近郊の松戸市発のバスも運行予定で、通勤の利便性向上も図る。

3.災害発生時の早期復旧を可能とする免震システムを導入
物流施設では、災害や事故が発生した際に事業を早期に復旧させることが求められており、なかでも地震が頻発する日本では、地震発生時の対応が重要となる。
「DPL流山Ⅰ」では、万が一、地震が発生しても荷物や設備のダメージを最小限に抑え、建物の機能を維持し、従業員に安心を提供できるように免震構造システムを導入した。
同システムにより、揺れを最大で約8分の1に軽減することで、上層階の荷崩れを防ぎ、短時間で事業が再開できるようサポートする。
また、停電による被害を最小限に抑え、所定の場所に電気を供給する非常用発電機(500kVA)も導入した。

4.テナント企業様の様々なニーズに対応可能
「DPL流山Ⅰ」は各区画に事務所を設置することもできるなど、テナント企業の様々なニーズに対応することができる。また、40フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れることができるらせん状のランプウェイを2基(ダブルランプウェイ)採用した。あわせて、施設全体で282台分のトラックバースも完備。テナント企業の作業効率を最大限に高めた物流オペレーションの提案が可能。

5.交通アクセスに優れた好立地
「DPL流山Ⅰ」は、常磐自動車道「流山インターチェンジ」から約2.7kmと近接しており、首都圏から広域には東日本全域までアクセスできる場所に位置している。
また、「成田国際空港」や「東京国際空港」といった空路や「東京港」などの海路へのアクセスも可能で、国内外への物流をカバーする立地。あわせて近隣には生活環境が整った住宅団地もあるため、職住近接の就労環境が整っている。

建物概要
名称   :「DPL流山Ⅰ」
所在地  :千葉県流山市大字西深井1514番1他
交通   :常磐自動車道「流山インターチェンジ」より約2.7km
敷地面積 :66,580.69平方メートル(20,139.35坪・約6.6ha)
延床面積 :144,005平方メートル(43,561坪)
      1フロアの面積は、約30,700平方メートル(約9,300坪)
構造・規模:PC造一部S造 地上4階建て
建物用途 :マルチテナント型物流センター
建築主  :株式会社流山共同開発
総合計画 :大和ハウス工業株式会社
設計   :株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
施工   :髙松・青木あすなろ特定建設工事共同企業体
着工日  :2016年7月21日
竣工   :2018年2月(予定)
入居   :2018年3月(予定)

問い合わせ先
大和ハウス工業株式会社 東京本店建築事業部
 TEL:03-5214-2200

「DPL流山Ⅰ」外観パース

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