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CRE、埼玉県で物流施設「ロジスクエア新座」を着工

2016/05/12

(株)シーアールイー(CRE)は5月17日、埼玉県新座市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア新座」について4月27日に着工したと発表した。設計・施工は大末建設(株)が担当し、2017年4月下旬の竣工を目指す。

同施設は、関越自動車道「所沢」インターチェンジより約2kmに位置し、国道254号線(川越街道)、国道463号線(浦和所沢バイパス)へのアクセスが容易であり、物流施設としてのロケーションは良好な立地。埼玉県南部、特に本開発地である所沢・新座エリアは、都心部へのアクセスにも優れ、物流拠点立地としてのテナントニーズも多く、県内でも有数の物流プライムエリアだ。またJR貨物の新座貨物ターミナル駅が開発地より約3kmと至近にあるため、鉄道モーダルシフトにも有利になっている。

建物構造は、地上4階建、延床面積25,863.46平方メートル。倉庫部分はワンフロア約2,500坪の3層、一部中2階フロアーをオフィス関連スペースとして設け、マルチテナント型施設として複数テナントへの分割賃貸の対応も考慮する。場内出入口は入口専用、出口専用の計2か所のゲートを設け、敷地内車両動線をワンウェイにすることにより、トラック車両の輻輳による渋滞や接触事故の防止に配慮した。

倉庫部分の基本スペックとして床荷重は1.5t/平方メートル、有効高さは各階6.0m以上、照度は300ルクスを予定し、あらゆる庫内オペレーション、入出庫オペレーションに対応し得る汎用性がある。将来的なオペレーション変更の際、垂直搬送機やドックレベラーの増設に対する構造対応、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペースなどの確保、事務所の増床を想定した法的な対応など、汎用性を考慮した各種将来対応を事前に施した。

また、倉庫内の防火区画壁に倉庫業法で定められた壁強度(2,500N/平方メートル)を有する耐火断熱パネルを採用する予定。法令で定められた耐火性能を満足させつつ、従来のALC 壁やボード壁と比較して耐震性が非常に高く、さらにマイナス10度帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁として使用する事も可能な耐火断熱パネルを新築当初から設置することで、入居テナントの冷蔵冷凍設備導入時のイニシャルコスト圧縮や、外壁のサンドイッチパネルとともに冷暖房設備設置時の熱負荷低減に大きく寄与することが可能であり、鋼板製のパネル仕上げによる倉庫内の美観向上と合わせ、施設の就業環境改善につながる。

環境対応面では、(一社)土地再生推進協会による土地の安全性についての認証(評
価:APR プラチナ(H))を受領している。施設については入居テナントのBCP対応へのサポートはもちろんのこと、全館LED 照明、人感センサー、節水型衛生器具の導入などにより「CASBEE 埼玉県」のAランク認証およびBELS評価の取得を予定している。

開発計画概要
施設名称:ロジスクエア新座
所在地 :埼玉県新座市中野一丁目
敷地面積:15,372.46 ㎡(4,650.16 坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:柱 鉄筋コンクリート造 梁 鉄骨造 地上4 階建て(倉庫部分3層)
延ベ面積:25,863.46 ㎡(7,823.69 坪)(予定)
着工  :2016年5月12日
竣工  :2017年4月30日(予定)

完成イメージ

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