[最新ニュース] 物流・生産拠点

横浜冷凍、埼玉県幸手に物流センター新設

2015/12/10

横浜冷凍(株)は12月8日、埼玉県幸手市の幸手中央地区産業団地内に「幸手物流センター(仮称)」を新設すると発表した。平成28年4月に着工し、平成29年に竣工する予定。

同センターを建設する埼玉県幸手地区は、首都圏の物流網を広域にカバーする圏央道に接し、物流の要衝として期待されている。また、建設予定地である幸手中央地区産業団地は、圏央道幸手インターチェンジに隣接。圏央道に繋がる東北道・関越道へのアクセスも良く、抜群の立地条件となっている。

同社は圏央道沿線で、加須物流センター、加須第二物流センター、鶴ヶ島物流センター、伊勢原物流センターを既に稼働させている。2015年10月には圏央道埼玉県区間が全線開通し、ますます高まる圏央道地域の低温物流ニーズに応えるべく、同センターを併せた5つの物流センターによるネットワークを活用し、最適な物流サービスを提供する。

冷凍設備には、温度や湿度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流であるRD(リターンダクト)冷却方式を導入。プラットホーム内を陽圧化するとともに、廃熱を利用して除湿をおこなう「ハイブリッドデシカント陽圧システム」、小口の荷物などにも迅速に対応が可能な「電動式移動ラック」を採用し、高い品質管理と最適な保管環境を実現する。また、冷媒には自然冷媒であるアンモニアと二酸化炭素を使用。施設屋上には、約615kWの太陽光発電システムを設置するなど、環境にやさしい冷蔵倉庫となっている。

計画概要
名称:幸手物流センター(仮称)
所在地:埼玉県幸手市大字神扇、平須賀及び神明内 幸手中央地区産業団地
構造・規模 (1)鉄筋コンクリート造3階建
        延床面積 約18,500平方メートル
        敷地面積 約12,500平方メートル
      (2)冷蔵収容能力 約20,800トン
        F級 約17,700トン
        C&F級 約2,500トン
        C級 約600トン
着工:平成28年4月予定
竣工:平成29年予定


|↑一覧に戻る|