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エンバイオ・シーアールイー、土壌汚染地の活用事業で協業

2015/10/14

(株)エンバイオ・ホールディングスと(株)シーアールイーは10月13日、資本業務提携契約を締結し、ブラウンフィールド活用事業における協業を開始したと発表した。

ブラウンフィールドとは、土壌汚染の存在あるいはその懸念から、本来その土地が有する潜在的な価値よりも著しく低い用途あるいは未利用となった土地を指す。今回の協業では、両社の経営資源とノウハウを補完・共有してブラウンフィールド活用事業を行うことにより、両社のバリューチェーンを強化し、土壌汚染をめぐるブラウンフィールド問題を解決することで土地取引の健全化・活性化を図り、両社の企業価値を向上させることを目的としている。

両社は、エンバイオの子会社である(株)エンバイオ・リアルエステートによるブラウンフィールド活用事業に用いる土地などの購入を決定するための会議体を両社で運営する。シーアールイーが有する土地の仕入、開発・運用および売却に関するノウハウに加え、エンバイオが有する土壌汚染地の浄化ノウハウを共有し協業することで、土壌汚染地の『土地再生』に積極的に取り組んでいく。

エンバイオ・リアルエステートは、従来のターゲットである町工場やガソリンスタンドおよびクリーニング店舗跡地など比較的小規模な土地だけでなく、中規模レベルの土地(500坪~1,000坪程度)の取り組みを活発化させる方針。また、エンバイオ・リアルエステートにおいて仕入が困難だった比較的大型の土地については、シーアールイーと情報を共有し、シーアールイーでの仕入を行うことで、大小様々な規模の土壌汚染地の仕入に積極的に対応していく方針だ。

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