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東邦HD、110億円投じ広島県に新物流センター建設

2015/09/07

東邦ホールディングス(株)は9月4日、総額110億円を投じて広島県に物流センター「TBC広島(仮称)」を建設する計画を発表した。2016年初頭に着工し、2017年に竣工する。

今後の取扱高の伸長や顧客への直送体制の拡大に対応し、トレーサビリティの一層の充実と東日本大震災を教訓とした災害対策を施した施設となる。また、「TBC埼玉」で培ったロボット導入による自動化のノウハウを活用するとともに、さらなる効率性、合理性を追求し、生産性の向上を図る。

●新センターの特徴
(1)無人処理化への挑戦
多軸型ロボットによりピースピッキングの75%の自動化を実現。またデパレタイザーロボットにより梱包ピッキングは100%の自動化を実現する。

(2)高い出荷精度の向上
従来より既存の物流センターで実現している出荷精度をさらに向上させる。 

(3)徹底したトレーサビリティ
同社の物流センターで培ってきたノウハウを反映した倉庫内管理システム(WMS)の導入により、医薬品のロット番号や使用期限を管理することで、得意先までのトレーサビリティを実現し、安全と安心を提供する

(4)万全な災害対策及びセキュリティ対策 
ホストコンピューターの二重化、自家発電装置および無停電装置の設置や定期的な災害訓練の実施などにより、災害時にも医薬品を安定供給できる体制を整える。

(5)得意先サービスの拡充
得意先の効率化に寄与できるNO検品システムやセンター直送便のサービスを提供し、拡充する。

●新物流センターの概要
名称:TBC広島(仮称)
所在地:広島県広島市安佐南区
面積:約3万1,015平方メートル

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