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プロロジス、千葉県成田市のマルチテナント型施設が竣工

2015/02/12

プロロジスは2月12日、千葉県成田市のマルチテナント型施設「プロロジスパーク成田1-D」の竣工を発表した。

同施設は、プロロジスが開発を進めてきた「プロロジスパーク成田1」プロジェクトの最終区画の物件。A、B、C、Dの全4棟からなる物流拠点として「プロロジスパーク成田1」が完結する。

竣工したプロロジスパーク成田1-Dは、成田空港第6ゲートから約3.5kmと近く、新空港インターチェンジ(新空港自動車道)から約8.1km、富里インターチェンジ(東関東自動車道)から約7.2kmの地点に位置する。また、2015年5月までに、圏央道の神崎インターチェンジと大栄ジャンクションがつながることにより、常磐方面へのアクセスも向上する。これにより首都圏のみならず関東全域をカバーできる拠点となり、一層の利便性が期待できる。

加えて、成田空港駅から約6.7km、芝山千代田駅からは約4.5kmの距離にあり、空港第2ビルから「プロロジスパーク成田1」まで専用のシャトルバスが運行されているため、従業員の通勤利便性も高く、労働力確保に有利。近隣には航空貨物だけでなく、海上貨物を扱うアパレル企業や通販企業が入居する物流施設が多数存在しており、様々な分野の商品を扱う物流拠点として利用できる。

プロロジスパーク成田1-A、B、Cおよび、同施設に近接するプロロジスパーク成田3の平均稼働率は9割を超えており、同社は「成田マーケットにおける需要は底堅く推移と言える」とした。

施設は、最大3区画に分割できる2階建てのマルチテナント型施設で、1階に高床式バースを備え、内部には垂直搬送機と荷物用エレベーターを設置した作業効率の良い仕様となっている。24時間体制の操業も可能で、航空貨物だけでなく海上貨物にも対応できます。敷地内には、トラック待機場、トラック用駐車場、トラック洗車場、緑に囲まれた休憩スペース、喫煙所、コンビニエンスストアが設けた。

入居者の事業継続性への配慮から、プロロジスのマルチテナント型施設における標準仕様である緊急地震速報システムや衛星電話等を備える。また、災害時・停電時に荷物用エレベーター、垂直搬送機が使用困難に陥った場合に使用する非常用搬出入用開口を設置。加えて、停電時にも建物管理機能を維持するための発電機を用意した。また、井戸水利用の設備を整え、通常時は植栽への散水に利用し、非常時には雑排水としても利用可能。

環境負荷を低減するために施設共用部と事務所部分にはLED照明を採用し、屋上には1.1MWの大規模太陽光発電システムを導入する予定。

●「プロロジスパーク成田1-D」 計画概要
名称:プロロジスパーク成田1-D
所在地:千葉県成田市南三里塚
敷地面積:プロロジスパーク成田1全体:9万9,864.82平方メートル(3万209.11坪)
プロロジスパーク成田1-D のみ:2万3,871.15平方メートル(7,221.02坪)
延床面積:2万8,506.30平方メートル(8,623.15坪)
構造:S造 地上2階建
着工:2014年4月
竣工:2015年2月

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