[最新ニュース] 物流・生産拠点

三井倉庫、中国上海の高機能大型倉庫が完成

2014/12/10

三井倉庫ホールディングス(株)が中国・上海に建設していた新物流施設が12月8日に竣工、本格稼働を開始した。

新施設は、同社と上海錦江航運(集団)有限公司との合弁会社「上海錦江三井倉庫国際物流有限公司」が、上海港の外高橋コンテナターミナル背後地エリアに建設したもの。延床面積計4万4,000平方メートルの大型倉庫になる。

常温に加え定温(15~20度)、低温(3~5度)の3温度帯の保管機能を持ち、非常時の自家発電も可能。日系警備会社による24時間体制の監視、監視カメラの設置、電子錠による入場制限等も備える。

今後、コンテナターミナル背後地の立地を生かした輸出入貨物の拠点として、定温、低温倉庫での食品や医療機器の保管、一般倉庫での流通加工業務など、高機能大型倉庫ならではの多様な機能を生かしたい考えだ。

同社では、「アジアパシフィックにおける成長領域への集中投資」を事業方針に掲げており、2月に稼動したタイ、7月に稼動した韓国、そして今回の中国のほか、インドネシアなどでも物流施設の新・増設を進めている。これらの施設がすべて完成すると、同社のアジアパシフィックでの物流施設規模は昨年12月末時点の33万7,000平方メートルから
44万8,000平方メートルへと約32%増加する見込み。

●倉庫施設の概要
名称:上海錦江三井倉庫
所在地:上海市浦東新区申東路251 弄6号
施設:延床面積計4万4,000平方メートル

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