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シーアールイー、埼玉県久喜市で大型物流施設開発に着手

2014/06/10

(株)シーアールイーは2014年6月、埼玉県久喜市において、大型物流施設「ロジスクエア久喜」の開発プロジェクトを始動したと発表した。2015年春に着工し、2016年夏の竣工を予定している。

「ロジスクエア久喜」の開発予定地は東北自動車道久喜ICより約2.6km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)白岡菖蒲ICより約2.8kmに位置している。また、久喜菖蒲工業団地内の工業専用地域であるため、周辺は倉庫・工場が多く 24時間稼働が可能であり、物流業務に適した希少な立地条件を備えている。

今後予定されている圏央道桶川北本IC~白岡菖蒲ICの開通により、東名高速道路・中央自動車道・関越自動車道・東北自動車道が圏央道によって結ばれ、広域ネットワークの形成が期待される中、当該エリアは国内物流の戦略的拠点としてさらなるポテンシャルの向上が見込まれる。

「ロジスクエア久喜」は2万平方メートル超の敷地に地上4階建て、計画延床面積4万3,000平方メートル超の大型物流施設として開発する予定で、2015年春に建設工事に着手し、2016年夏の竣工を予定している。

施設のマスタープランとして、3階部分に大型車両が直接乗り入れ可能なスロープを設け、1階及び3階に40フィートコンテナトレーラーが接車可能なトラックバースを備える計画となっており、基本スペックとして各階有効高さ6m(一部5m)、倉庫部分床荷重1.5トン/平方メートルを予定している。

一方、早期に当施設への入居を決定した場合には、テナント企業の個別ニーズにも柔軟に対応でき、各種オーダーに応じた設計により、TAPA認証取得やHPR基準等の各種基準、温度・湿度管理設備等のニーズにも開発段階から対応していくことが可能。

また、入居テナントのBCP対応へのサポートは勿論のこと、環境や省エネルギーに配慮した施設計画によりCASBEE埼玉Aランク取得を予定している。

当開発計画は、昨年6月竣工の「ロジスクエア草加」、今年1月竣工の「ロジスクエア八潮」、4月に開発着手した「ロジスクエア日高」に続く同社にとって4件目の物流施設開発案件となる。

同社は、現在、物流系不動産を中心に約1,350物件、約73万坪の不動産の管理運営を行っている。物流系不動産特化の管理会社としては、国内最大規模となり、サービス領域においては、物流不動産開発・テナントリーシングから竣工後のプロパティマネジメントまでのトータルサービスをワンストップで提供している。

物流不動産開発においては、同社独自に構築した多数のテナント企業とのリレーションシップによりテナント企業が求めるニーズを的確に捉え、テナント企業の個別ニーズを満足させた上でさらに機能性・汎用性をも兼ね備えた物流施設造りを推進し、継続的に提供していくとしている。また、30年超の業歴にわたる倉庫の管理運営で得た知見・ノウハウを開発事業に注ぎ込むことにより、利用者の立場に立った使い勝手の良い施設開発を目指し、首都圏は勿論のこと、全国の物流適地において積極的に物流施設開発に取り組んでいく方針だという。

<ロジスクエア久喜の概要>
施設名称:ロジスクエア久喜
所在地:埼玉県久喜市河原井町(久喜菖蒲工業団地内)
敷地面積:約2万200平方メートル(約6,100坪)
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
建物構造:構造未定、地上4階建て
延ベ面積:約4万3,800平方メートル(約1万3,200坪)(予定)
着工:2015年春(予定)
竣工:2016年夏(予定)

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