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日通、国内最大規模の物流施設「新東京物流センター」(仮称)を東京都江東区に建設

2014/04/17

日本通運(株)は、東京都江東区新砂に地上5階建、延床面積約15万平方メートルの同社最大級の物流施設「新東京物流センター」(仮称)を建設すると発表した。

建設予定地は、東京都心から約10km、首都高速湾岸線新木場ICまで約2kmの距離にあり、関東一円へのアクセスが容易なほか、主要高速道路、東京港、成田空港、羽田空港にも直結、国内物流はもとより国際物流拠点としての活用も可能な恵まれたロケーションにある。

同社は、同地を1984年からペリカン便、アロー便のメインターミナルとして運用してきたが、宅配便事業のゆうパックとの統合、アロー便の特別積み合わせ事業を行っているグループ会社日通トランスポートへの移管により、自動車ターミナルとしては使用しないことになった。

その結果所有地全体の有効活用が可能となったこと、陸・海・空あらゆる輸送モードに対応できる同社の強みが生かせる立地であること、さらには今後、輸入貨物などの増加に伴い高付加価値の物流施設へのニーズが見込まれることなどから、このほど多機能型物流施設を建設することとしたという。

同社は、本年1月に竣工したBILT-2(原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2 千葉県市川市)をはじめ、現在、神奈川県横浜市から千葉県木更津市に至る東京湾岸エリアに約150万平方メートルの物流施設を保有し、国内物流から国際物流、調達物流から販売物流まで幅広く物流業務を行っている。

近年、首都圏を中心に大型物流施設の建設が相次ぎ、物流不動産への関心が高まっている。同社は、物流業者として、これまで培ってきたロジスティクスに関するノウハウをこのほど建設する「新東京物流センター」及び既存の物流施設とあわせて展開することにより、あらゆる物流ニーズに応えるとともに「グローバル・ロジスティクス企業」としてさらなる成長を目指していくとしている。

<「新東京物流センター」の概要>
所在地:東京都江東区新砂2-4
敷地面積:5万9,507平方メートル
延床面積:14万9,314平方メートル
構造等:免震構造、自家発電装置・災害用備蓄倉庫設置
竣工予定:2016年4月

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