2014/04/10

(株)エヌ･ティ･ティ・ロジスコ（本社：東京都千代田区）は、千葉県市川市にある千葉物流センタ内の新B棟を4月10日に竣工したと発表した。

千葉物流センタは、京葉道路原木ICから約1.5km、首都高速道路湾岸線千鳥町ICから約3.0kmの立地であるとともに、JR東日本京葉線二俣新町駅からも徒歩約5分と、公共交通機関による顧客、従業員のアクセスについても絶好の環境だ。また同地は、都心・東京湾や成田空港へのアクセスにも優れた利便性の高い立地でもある。

同センタは、NTTグループ以外の顧客向け通販、医療機器、精密機器検査等「高付加価値サービス」を中心に提供している。恵まれた立地条件と物流センタの管理能力が顧客より支持され受注が好調で、千葉センタ内の倉庫は満床となっていた。

そのため、D棟（市川センタ・H22年11月竣工）・A棟（H24年1月竣工）に続き、今回B棟を新たに改築・増床し、首都圏のメインセンタである千葉物流センタの拠点整備を図った。

【旧B棟：約8,000平方メートル→新B棟：約1万9,000平方メートル　　約1万1,000平方メートル（約3,300坪）増床】

新B棟は、フロアあたり約4,000平方メートル（約1,200坪）の4層倉庫部分に、事務所・荷物用エレベータや垂直搬送機を適所に配置した設計として、顧客ニーズに沿った区分割りで提供できる構造となっている。また倉庫有効天井高さは6mに設定し、保管ラック配置を考慮したスパン割りにするなど、高効率な荷物保管が可能な構造。

耐震性能については、耐震基準の1.25倍と高い性能を備えた安心・安全な構造となっており、設備面でも100％空調設備を完備するとともに、外壁にも金属サンドイッチパネルを使用して空調効率も高めている。また、監視カメラ・入退室セキュリティ機器の標準装備、警備員の24時間配置を実施しており、セキュリティ対策も万全だ。

照明に関しても建物全体でLED照明を採用し、屋根面には太陽光発電設備を設置（H26年6月完成予定）するなど環境にも配慮、充実した設備等で顧客の多様なニーズに対応が可能。

同社は新倉庫を活用し、「物流トータルアウトソーサー」として、今後も最適な物流サービスと新たな付加価値の提供を目指すとしている。

＜千葉物流センタ新B棟の概略＞

所在地：千葉県市川市二俣717-88

構造：鉄骨造、地上8階建（倉庫フロア4階）

延床面積：約1万9,000平方メートル（約5,750坪）

※千葉・市川物流センタ全体面積　約8万3,500平方メートル（約2万5,250坪）

主な仕様：監視カメラ、入退室管理システム、荷物用エレベーター3基、垂直搬送機3基、ドッグレベラー7基、100％空調完備、LED照明（倉庫・事務所・共用部）