[最新ニュース] 物流・生産拠点

フェデックス、北太平洋地区ハブを関西国際空港に開設

2014/04/08

フェデックス コーポレーションの国際総合航空貨物輸送会社であるフェデラル エクスプレス(本社:東京都千代田区)は、関西国際空港にフェデックス北太平洋地区ハブを開設し、4月1日より稼働を開始したと発表した。

同ハブは、毎時約9,000個の貨物の仕分けが可能な設備を備え、アジアから集約した貨物を米国向けに発送するための拠点となり、アジアと米国間、またアジアと欧州間のアクセスも拡大する。フライトルートは米国向け直行便として、インディアナ州 インディアナポリス便が新たに追加された。また、欧州へもフランス・パリ(成田経由)への定期便が加わった。

なお同ハブ施設は西日本地域の国際貨物の取り扱いについてもその役割を継続する。拡大した施設での24時間のオペレーションは、顧客のニーズにより柔軟に応えることを可能にする。

総面積3万9,500平方メートルの北太平洋地区ハブはオフィスと上屋が直結しており、通関業務、ランプオペレーション、貨物の仕分けや積み替え業務が行われる。同社が重要分野として位置づけ、貨物輸送ニーズの多様化が進むヘルスケア業界の貨物向けには、複数の温度帯で貨物を管理できる冷凍・冷蔵庫および貨物ハンドリングエリアを設置した。

アジア太平洋地域は米国にとって引き続き重要な貿易相手地域であり、上位10か国の中でも日本、中国、韓国の3か国は、2013年米国の貿易量全体の5分の1以上を占めている。

約2万5,800平方メートルの施設屋上には、ソーラーパネルが設置されている。これはクリーンエネルギーを活用して環境先進空港を目指す関西国際空港の取り組みに協力し、屋上スペースを有効活用するもの。

|↑一覧に戻る|