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野村不動産、2つの高機能型物流施設の開発用地を取得

2014/03/18

野村不動産(株)(本社:東京都新宿区)は大規模高機能型物流施設『Landport』の開発用地を東京都八王子市及び千葉県柏市で取得したことを発表した。

「(仮称)Landport 八王子II」(敷地面積:約4,900坪)は、北八王子工業団地に位置しており、中央自動車道「国立府中」ICより約7km、「八王子」ICより約4kmと高速道路のアクセスに優れ、国道20号線等の幹線道路を経由して東京西部の物流拠点として、利便性に優れたエリアだ。また、平成26年度に予定されている首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の全線開通により、さらなる広域配送が可能な立地となっている。同工業団地は、工業専用地域に位置しており24時間稼働が可能な環境と、JR八高線「北八王子」駅より徒歩約14分と良好な雇用環境を兼ね備えた物流適地として希少な立地条件を有している。

建物計画は4階建で延床面積約1万1,000坪、トラックが上層階に直接乗り入れ可能な施設計画とし、多様な分割ニーズにもフレキシブルに対応可能なプランを想定している。着工は2015年夏、竣工は2016年夏を予定している。
 
「(仮称)Landport 柏沼南」(敷地面積:約1万1,000坪)は、沼南工業団地隣接地域に位置しており、常磐自動車道「柏」ICより約12km、国道16号線等の幹線道路を利用し、県内だけではなく、首都圏への広域配送が可能な立地となっている。工業専用地域に位置しており、24時間の物流稼働が可能。また、JR常磐線「柏」駅からの路線バスと敷地内に余裕をもたせた駐車スペースを配置予定であり、雇用の面においても優位性を発揮する。

建物計画は3階建の延床面積約1万5,000坪、余裕のある階高設定により、将来の拡張や季節波動による荷量増加に対応可能なプランを想定している。着工は2015年春、竣工は2016年春を予定している。

同社グループでは、「野村不動産グループ 中長期経営計画(-2022.3)~Creating Value through Change~」において、物流施設の開発事業の成長を戦略の一つに掲げている。これまで、グループにて首都圏で6物件約10万坪の『Landport』シリーズを開発し、運営中だ。

現状、本年3月に竣工した「NREG 川崎ロジスティクスセンター(延床面積約1万5,000坪)」、来年1月に竣工予定の「Landport厚木金田(延床面積約1万1,700坪)」及び今般の開発計画を進めている。引き続き同社を含めたグループ全体で多様な事業スキームを用い、首都圏・関西圏・中部圏において物流施設『Landport』の開発を積極的に行っていくとしている。


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