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パナソニック、腰負担軽減の物流現場向けアシストスーツ開発

2014/08/28

パナソニック(株)は8月27日、アクティブリンクならびに辰巳商会と共同で、物流現場の荷役作業で行われる重量物の上げ下ろし動作に伴う身体負担を軽減する補助器具アシストスーツAWN-02を開発したと発表した。量産化開始は2015年度中の予定。


AWN-02は研究用パワーローダーライト(PLL-01)から体幹の曲げ伸ばしを補助する機能を取り出した試作機だ。体幹の動きを位置センサで検出、動作意図に合わせて腰部のモータを回転させることで、荷役作業時の腰への負担を軽減する。腰部負担の軽減に特化し、モータの数を左右の腰付近の合計2個に減らすことでコストダウンを実現し、重量はバッテリーを除いて7キロ台の軽量化に成功した。

荷物の持ち上げを補助するモード、上体を保持して荷物の搬送を補助するモードなど、腰部の位置センサで検出した姿勢や動きから自動で動作モードを切り替えるアルゴリズムを新規で開発。使用者がスイッチ操作することなく、作業に追従してAWN-02のアシストモードが切り替わる。

今後は、開発品をベースに、労働負担の軽減だけでなく作業効率が求められる物流や農業、工場などの分野で用途開発を進める。

販売は三井物産、パナソニックを通じて行う予定で、レンタルやリースも検討するという。

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