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宇部興産・中国電力、海外炭の共同輸送を実施

2014/12/11

宇部興産(株)と中国電力(株)は12月10日、海外炭の共同輸送を実施すると発表した。中国電力が他社と共同で海外炭を輸送するのは今回初めて。山口県の宇部港および徳山下松港を荷揚港として、パナマックス船とスモールケープ船の2隻によりインドネシア炭、豪州炭を輸送する。

宇部港・徳山下松港の両港は、国土交通省が選定した国際バルク戦略港湾。バルク貨物の大量輸送の実現とそれによる物流コストの低減が進められている。両社を含む港湾利用企業が設立した山口県国際バルク戦略港湾連携協議会で、企業間連携による効率的な海外炭物流体制について検討。今回の共同輸送もその一環で、将来的な本格運用を視野に、共同輸送量の調整や輸送船の選定といった運用手続きを確認する。

今後、宇部港・徳山下松港は整備では進められ、大型船を利用した大量輸送が可能となる予定。両社は共同輸送の本格運用の実現性も高まると考えており、協議会メンバーと協調して両港を活用した企業間連携を検討していく。

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