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佐川、デマンドバスを活用した貨客混載試験運行

2020/12/01

大山町と佐川急便(株)は11月30日、宅配事業の生産性向上、地域の交通インフラ活性化を目的に、貨客混載事業を展開することに合意し、11月24日から大山町が運行するデマンドバス「スマイル大山号」を活用した宅配事業の試験運行を開始した。

2018年1月に佐川急便と鳥取県が包括連携協定の締結をきっかけに検討を行い、今回の事業が鳥取県内初の貨客混載運行となる。

●事業概要
大山町が運行(大山町は(有)日興タクシーに運行を委託)するデマンドバス「スマイル大山号」の荷室に佐川急便の宅配荷物を積み込み、旅客事業を行わない時間帯等に荷物の配達を行う。

今回計画しているエリアは西伯郡大山町で、乗客利用の比較的少ない時間帯等を活用してデマンドバスの運転手が個別配送するもの。配達業務を終えた後は佐川急便米子営業所の「セールスドライバー」に不在などの未配達の荷物等を引き渡して業務終了となる。

※「セールスドライバー」:SGホールディングス(株)の登録商標。

●大山町
本庁舎所在:鳥取県西伯郡大山町御来屋328
デマンドバス運行エリア:大山町内全域(区域運行)
車両台数:5台(普通乗用車)

●(有)日興タクシー
本社:鳥取県西伯郡名和891-5
事業エリア(営業区域):鳥取県西伯郡全域
車両台数:5台(タクシー車両)

●佐川急便(株)
※以下のデータは同事業を担当する米子営業所のもの
営業所所在地:鳥取県米子市
事業エリア:鳥取県米子市、境港市、西伯郡、日野郡
車両台数:52台(軽車両含む)

●運用フロー図

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