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ヤマトほか、奈良県で初の路線バス活用客貨混載を実施

2017/09/25

奈良県、宇陀地域公共交通活性化協議会、奈良交通(株)、ヤマト運輸(株)は9月25日、過疎化や高齢化が進む中山間地域等におけるバスの生産性向上と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的として、路線バス・コミュニティバスで宅急便を輸送する「客貨混載」を奈良県で初めて実施すると発表した。

同事業は、10月1日から来年3月31日まで6か月間、奈良県内の2つの地域(天川地区・奥宇陀地区)で社会実験として行うもの。

なお、天川地区については奈良県の予算事業「公共交通基本計画推進事業」により実施し、奥宇陀地区については奈良県の予算事業「安心して暮らせる地域公共交通確保事業」を活用して、宇陀地域協議会が実施する。具体的な取組の内容は以下の通り。

今回の客貨混載により期待される効果として、地域住民にとっては、地域のバス路線網が維持され、安定的に路線バス・コミュニティバスを利用できることで、病院やスーパーなど多様な施設へアクセスでき、生活基盤の維持・向上につながること、さらにはヤマト運輸の天川地区・奥宇陀地区担当のSDが地区に滞在できる時間が増えるため集配時間が延長されるなど、宅急便サービスをより便利にご利可能になる点があげられている。

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