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SBSロジコム、来春開業「北陸新幹線E7系」輸送を今秋完了

2014/10/02

SBSロジコム(株)は10月1日、来春開業する北陸新幹線用車両「E7系」3.5編成(42両)の輸送業務を受託、今秋中をメドに工場から積出港まで8kmの陸上輸送を完了すると発表した。6月に12両、7月には6両の輸送を行い、月内にも42両すべての輸送を完了する計画。

北陸新幹線は1両25m、重量40トンと40フィートコンテナを大きく上回る「超長尺・超重量」だ。電子機器の集合体という特性も考慮しなければならず、特殊仕様のトレーラーで左右折時の大きな内輪差、重量バランス、電子機器への振動対策などを考慮するほか、高度な運転技術が求められる。

輸送は北陸新幹線の先頭車両や中間車両を1回2両ずつ、交通量の少ない深夜から早朝の時間帯に、ドライバーや交通整理などを行う地上誘導員約30人の作業スタッフを投入して実施される。同社は去る6月に計12両、同年7月には計6両の輸送を行った。

積み出し港から船舶輸送で仙台港まで運ばれた北陸新幹線の車両は、宮城県にある東日本旅客鉄道(株)の新幹線総合車両センターへ納入。同所で整備を行った後自走する。

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