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宮崎交通とヤマト運輸、日本初の保冷「客貨混載」開始

2017/01/16

宮崎交通(株)とヤマト運輸(株)は1月16日より、日本初となる保冷専用BOXを搭載した路線バスを導入、ヤマト運輸の保冷輸送サービス「クール宅急便」の大量輸送にも対応する「客貨混載」を開始した。

両社は2015年10月から西都市-西米良村、2016年6月から延岡市-高千穂町、日向市-諸塚村を結ぶ3路線の路線バスで「客貨混載」を開始し、過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上に取り組んできた。

中山間地域のバス路線網が維持されると共に、ヤマト運輸のセールスドライバーが地域に滞在する時間が増え、集荷締め切り時間が延長したことで、地域の顧客に好評を得ている中、農水産品などの温度管理が必要な荷物が増えてきたため、保冷専用スペースの必要性が課題となっていた。

そうした状況を受け、両社は西都市-西米良村を結ぶ路線バスに保冷専用BOXを搭載、「クール宅急便」の大量輸送にも対応する「客貨混載」を開始したもの。今後はその他の路線への保冷専用BOX導入を検討すると共に、冷凍タイプの対応にも取り組む。

●保冷専用BOXを搭載した路線バスの概要
保冷専用BOX:縦210cm×横90cm×高さ52cm
温度帯:0℃~8℃(冷蔵タイプ)
運行開始日:2017年1月16日
運行区間:西都市-西米良村
運行時間:[1]西都市12:40発 [2]西米良村17:00発
導入台数:1台

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