[最新ニュース] 物流・3PL

ヤマト、アシスト力3倍の自転車集配実験を開始

2014/09/19

ヤマト運輸(株)は10月1日から2015年8月末までの間、東京都町田市内においてヤマハ発動機(株)とともに業務用電動アシスト自転車を活用し、安全面や集配業務の効率化を検証する。産業競争力強化法に基づく新事業活動計画について、経済産業省および国土交通省の認定を受けたもの。

両社はこれまで全国の都市部や住宅密集地域で、安全で環境負荷の低い輸送手段として電動アシスト自転車とリヤカーを連結した車両を活用してきたが、現行法令では電動アシスト自転車のアシスト力が「人がペダルを踏む力に対して上限2倍まで」と定められていることから、急坂などではスムーズな発進が困難で、特に女性や高齢者にとっては身体的な負担が大きくなっていた。

今回の認定事業ではアシスト力が上限3倍まで引き上げられており、女性や高齢者、運転免許未保持者といった幅広い人材の活用が期待できるとともに、CO2を排出しない環境にやさしい輸送が実現する。

使用される自転車はヤマハ発動機開発の「PASギアカーゴ」。ヤマトが集配業務で活用し、走行距離や生産性など、さまざまなデータを収集して配送スタッフの使用感や省力化を分析し、実用性を確認する。

|↑一覧に戻る|