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佐川急便、北越急行と貨客混載事業の取り組みに合意

2016/06/08

佐川急便(株)は6月8日、北越急行(株)と貨客混載事業に取り組み、併せて地域活性化と駅利用者の利便性向上に取り組むことに合意した。

北越急行はこれまで、新潟県の地域公共交通として上越新幹線、北陸新幹線はじめ鉄道との接続改善を図り、ネットワーク強化に貢献するとともに、地域密着の輸送体系を構築し利便性向上と利用者確保に向け沿線自治体等と緊密に連携し取り組んできた。

一方佐川急便は輸送ネットワーク効率化による配送品質向上に取り組んでおり、定時運行・安定輸送の鉄道を幹線輸送に活用することで渋滞などによる到着遅延を防止して安定的幹線輸送を実現しながらモーダルシフト実施による環境負荷低減にも寄与していく方針。

今回の合意による貨客混載事業の展開は、北越急行が管轄するほくほく線うらがわら駅から六日町駅の間において、旅客列車に旅客と宅配便を混載し輸送することを検討しており、この路線で扱う宅配便は佐川急便の上越営業所と六日町営業所間の移動に利用予定。

また地域活性化および駅利用者の利便性向上の主な取り組みとしては、駅利用者の利便性向上を目的とした宅配カウンターの設置や、不在再配達の荷物引き取り用宅配ボックスを駅構内に設置等を予定している。

●貨客混載のフロー図(上)、調印式当日の模様(下)

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