物流革新 本格始動元年
「アジア善隣物流」で協働・共創!

「アジア・シームレス物流フォーラム2024」の開催にあたって

「物流の2024年問題」と呼ばれる、まさにその問題の年である2024年を迎え、我が国のサプライチェーンはかつてない大きな壁に直面しています。そもそもは働き方改革の取り組みの中で、トラックドライバーの時間外労働規制を発端としながら、その問題は単に運送業界の範囲に止まらず、我が国物流が長い間抱えて来た構造的な課題が表面化し、その影響があらゆる領域に波及したことで、今や物流そのものが喫緊かつ最大の社会問題と化している状況はご存知の通りです。

海外に目を向けると、2020年以来の世界的なコロナ危機を契機にした国際物流の混乱が終息したのも束の間、長引くロシアによるウクライナ侵攻を契機にした世界的なエネルギー価格や物価の高騰、台湾有事が懸念される米中対立、終わりの見えないパレスチナ・イスラエル戦争に至るまで、複雑化する世界経済を背景に、国際的なサプライチェーンの見直し機運や経済安全保障リスクがますます高まりを見せています。

一方、我が国の貿易額は,中国,韓国,ASEANで4割以上を占め,特に中国との貿易額は過去20年間に4倍以上に達しています。工業製品のみならず農林水産物・食品の貿易額も増え,アジアへの輸出額は農林水産物・食品輸出全体の75%を占めるまでになりました。政府は2030年までに輸出額を5兆円まで増やすことを目標に,それを支える物流基盤の整備を積極的に推進する方針を打ち出す等、近隣諸国との物流連携は重要度を増すばかりです。

これらサプライチェーンの困難な状況を突破するべく、むしろ2024年を「物流革新元年」に、との政府方針とも歩調を合わせながら、様々な提案製品、行政・業界団体からの最新の情報を共有し、単なる業界内の催しに止まらない業際的なサプライチェーン総合展示会&セミナー・セッションの競演イベントが「アジア・シームレス物流フォーラム」です。

その歴史を紐解くと、物流・サプライチェーンの専門出版社である流通研究社が「アジア善隣物流」の理念を標榜し、業界横断型の展示会として立ち上げたのが、2012年に第1回目のリアル参集型展示会として産声を上げた「アジア・シームレス物流フォーラム」でした。第6回目となる「アジア・シームレス物流フォーラム2017」より、一般社団法人日本マテリアルフロー研究センター(JMFI)へと主催団体が交代し、行政をはじめ様々な関連団体からより強力なご支援をいただけるようになり、コロナ禍の影響によるオンライン開催を経て、昨年、4年ぶりに東京流通センターにてリアル参集型による開催を復活しました。

そして今年、盛況だった前回を超える勢いのもと、第13回目にあたる「アジア・シームレス物流フォーラム2024」を盛大に開催するにあたり、セミナー・セッションと展示コーナーの連動性をより一層高め、セミナーも展示コーナーもじっくりとご覧いただけるプログラムを組みました。製・配・販・物流各層の課題解決に資する最新ソリューションが多数の出展企業から提案されます。デジタル時代にふさわしい、数々のアイデアをこの場で是非、ご堪能ください。

本フォーラムは、セミナー・セッション、展示コーナー共にすべて入場無料ですが、セミナー・セッションでは開幕前に定員に達する場合もございますため、お早目の来場登録および聴講のご予約をおすすめいたします。

当日、会場で皆様にお目にかかれることを心よりお待ちしております!

アジア・シームレス物流フォーラム2024 企画・運営事務局

前回のアジア・シームレス物流フォーラムの様子

「アジア・シームレス物流フォーラム2024」開催概要

テーマ物流革新 本格始動元年
「アジア善隣物流」で協働・共創!
サブテーマ「2024年問題」「物流DX」「自動化/省人化/効率化」「BCP/災害対策ロジ」
「SDGs/カーボンニュートラル」「高度物流人材育成」
会 期 2024年5月16日(木)、17日(金)の2日間
 時 間[セミナー]10:30~16:45
[展 示 会 ]10:00~17:00
 入場料・セミナー受講料無料(要事前登録)
 会 場 東京流通センター(TRC)第二展示場E、Fホール(1、2階)
〒143-0006 東京都大田区平和島6-1-1
TEL:03-3767-2111(代表)
主 催一般社団法人 日本マテリアルフロー研究センター[JMFI]

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