コロナ禍でこそ「アジア善隣物流」で協働・共創プラットフォームを!

「アジア・シームレス物流フォーラム2021」オンライン版の開催にあたって

昨年来、世界を覆うコロナ危機の長期化が、デジタルトランスフォーメーション(DX)やカーボンニュートラル実現への流れを世界的に加速する契機となっています。一方、世界経済では米中貿易における対立先鋭化を背景にサプライチェーンの抜本的見直しも予想され、複雑化する世界経済の中で、我が国は近隣アジア諸国と連携、グローバルに「モノと情報」をシームレスにコネクトさせる取り組みは、これまで以上に重要な課題となっています。

国内物流業界では、2021年6月に閣議決定された「総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)」において、新型コロナ危機を契機に、EC市場の急成長や、非接触・非対面型物流の台頭、物流業界のエッセンシャルワーカー再認識という社会の劇的変化が進んだことを指摘。これは、デジタル化・イノベーションの遅れ、生産年齢人口減少に起因するドライバー不足、激甚化する自然災害、環境対策などのSDGs対応と、これまで長らく懸念されてきた我が国の物流諸課題が鮮明化したことで、物流の構造改革を加速度的に促進させる好機でもあると位置付けています。一方、デジタル化やロボット導入等の技術革新の面で先行している中国をはじめ、経済成長著しいASEANおよびインドなど、我が国と近隣アジア諸国との間では、コールドチェーン物流をはじめ様々な連携が進んでおり、2020年代の物流戦略では、その深化が求められています。

物流・サプライチェーンの専門出版社である流通研究社は、過去30年余にわたって「アジア善隣物流」の理念を標榜し、これを具体的な活動に結びつけるため、2012年に第1回目の「アジア・シームレス物流フォーラム」を開催しました。そして、第6回目となる「アジア・シームレス物流フォーラム2017」からは、流通研究社が発起人となって設立された一般社団法人日本マテリアルフロー研究センター(JMFI)が主催団体となりました。公的活動の強化を目指して設立されたJMFIが主催者となったことにより、日本とアジアの協働・共創プラットフォーム創出を掲げる「アジア・シームレス物流フォーラム」は行政機関をはじめ、様々な関連団体からもご後援をいただけるものとなり、お陰様で本年は記念の節目となる第10回を迎えることができました。ただし、本年も度重なる緊急事態宣言が発せられた状況等も考慮し、昨年に続きパネルディスカッションや講演等のセッションをプログラムとするオンライン配信方式で開催いたします。

今回は2日間にわたり充実したテーマ・内容でプログラムを構成させていただきましたので、ぜひご参加ください。皆様のお申し込みをお待ちしております。

「アジア・シームレス物流フォーラム2021」オンライン版 企画・運営事務局

 

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