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センコーグループ、上海低温物流センター稼働
センコーグループホールディングス(株)と(株)ランテック、中国の「中外運跨境電商物流有限公司(シノトランスエア)」の3社が出資する合弁会社「中外運扇拡国際冷鏈物流(上海)有限公司」が、中国・上海市嘉定区内に冷凍・冷蔵機能を持った「上海低温物流センター」を2021年3月25日から稼働させた。
中外運扇拡はセンコーの現場力とランテックの冷凍・冷蔵物流の技術・ノウハウを活かし、中国国内の冷凍・冷蔵物流需要に対応するため設立され、今回、2018年11月に稼働させた「北京物流センター」に続き、同社2拠点目の低温物流センターを開設させた。
新センターは上海港から約40㎞、虹橋空港から約13㎞に位置し、上海市と近郊主要エリアを繋ぐ高速道路へもアクセスが良く、上海市および近郊地区をカバーできる好立地にあり、シノトランスエアのグループ会社が所有する倉庫の一部を賃借し、日本品質のサービスを提供できるよう改造。延床面積約3,830平方メートルの2階建て冷凍・冷蔵倉庫で、トラックバースにはドックシェルター8基を備え、外気温に触れることなく保管商品の荷捌きが可能。移動ラックやドックレベラー、垂直搬送機の導入で荷役効率の向上を図るほか、冷凍・冷蔵設備も日本製の省エネ型の自然冷媒冷凍機を採用し、CO2排出量削減にも配慮している。
中外運扇拡は新センターの稼働でさらなる事業拡大を図るほか、中国における食品や酒類の輸出入・国内販売ライセンスを活かして、物流と商流を一体化させたサービスの提供も進める。
●上海低温物流センター概要
所在地:上海市嘉定区解放島東環路468号
建物構造:鉄筋コンクリート造り 高床式2階建て
延床面積:3,830平方メートル(約1,160坪)
1F:冷蔵294平方メートル、冷凍1,057平方メートル
2F:冷蔵186平方メートル、冷凍2,293平方メートル
主要設備:垂直搬送機2基
ドックレベラー8基
ドックシェルター8基
●上海低温物流センター(上:外観、下:内部)
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