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日通、成田空港近郊施設で国際医薬品輸送品質認証取得
日本通運(株)は3月15日を発効日として、成田空港近郊の拠点「Narita Temperature Controlled HUB(NTCH)」ならびにNTCHと成田空港間の輸送部分を対象に、IATAが提唱する医薬品輸送品質認証「CEIV Pharma(※)」を取得した。
NTCHが取得した医薬品品質認証は、2020年3月に取得したGDP(Good Distribution Practice)認証に続き2例目となる。
日通は2019年10月より成田国際空港(株)が主催するコミュニティのメンバーとして認証取得に向けた取り組みを開始し、同社の支援を受けながら今回コミュニティにおいてフォワーダーとして認証を取得した。
日通は「日通グループ経営計画 2023『非連続な成長~Dynamic Growth~』」において、医薬品産業を重点産業と位置付けており、今年度GDPに準拠した国内4拠点(東日本、西日本、九州、富山)の医薬品専用倉庫を竣工し、顧客にサービスの提供を開始している。また、海外においてもGDP認証の取得をはじめとした基盤整備を順次進めている。
NTCHは日本国内と海外を結ぶ重要な結節点であり、世界各国のGDP基準を包括した同認証を取得することで、より安全で高品質な医薬品輸送サービスを、End to End で提供していく。
※CEIV Pharma(The Center of Excellence for Independent Validators in Pharmaceutical Logistics):IATA(国際航空運送協会)が策定した医薬品の航空輸送に関する品質認証制度で、世界各国で異なる医薬品の保管・輸送基準(GDP)を包括した高い基準を定めている。
●CEIV Pharma ロゴ(上)、NTCH施設内仕分け室(下)
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