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日通、米国物流会社の出資持分を取得し子会社化
日本通運(株)は5月22日、子会社の米国日本通運(株)を通じて、米国の物流会社MD Logistics, Inc. および MD Express, Inc.(MD社)の全ての出資持分を取得する本出資持分取得について、同日(日本時間)にMD社の出資者らと合意し、持分譲渡契約を締結した。
●本出資持分取得の目的
日通グループは、2019年度より開始した「日通グループ経営計画 2023-非連続な成長“Dynamic Growth”」において医薬品産業を重点産業と位置付け、日本でも2018年12月に厚生労働省より発出されたGDPガイドラインに基づく品質管理を実現する倉庫・配送機能への投資を実行するなど、国内外での体制整備を着々と進めている。
MD社は米国インディアナ州を本拠地とし、主力の医薬品産業向け物流事業において同国内で確固たる地位を築いている。今回の株式取得により、世界最大の医薬品市場である米国内の医薬品物流ネットワークを獲得することとなる。さらには同社の国際間輸送ネットワークとの接続により、米国全土と海外を一貫した物流品質管理のもとで結ぶことができる。
●MD社の概要
(1)商号:MD Logistics, Inc. MD Express, Inc.
(2)所在地:1301 Perry Road, Suite 101 Plainfield, Indiana 46168
(3)代表者:Mark Sell
(4)事業内容:倉庫・流通加工、国内輸送
(5)創業年:1996年
(6)従業員数:約270名
(7)直近事業年度における業績(2019年12月期)
売上高計51百万米ドル(約55億円)
※MD社は出資持分取得日までにLimited Liability Companyへの組織変更を予定している。本出資持分取得完了後の経営体制については現在検討・協議中。
●取得前後の出資持分比率の状況
(1)異動前の出資持分比率:0.0%
(2)異動後の出資持分比率:100.0%
●日程
(1)取締役会決議日:2020年5月22日
(2)持分譲渡契約締結日:2020年5月22日
(3)出資持分取得日:2020年9月(予定)
※本出資持分取得における前提条件の充足状況により出資持分取得日が前後する可能性あり。
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