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フェデックス、武漢向け医療用品の緊急輸送を支援

2020/02/03

フェデックスコーポレーションの子会社であるフェデックス エクスプレスは1月28日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、同社のグローバルネットワークと輸送能力を活用し、関係機関、パートナー団体、顧客との協力のもと、中国・武漢向けに医療用品の迅速な輸送サービスを提供していることを明らかにした。

同社は1月26日と27日早朝に同社の顧客向けの医療用品の初回分を、日本と米国から広州白雲国際空港に輸送。医療用品にはN95マスク、医療用手袋、プラスチック製ゴーグル、除菌シート、抗生物質が含まれている。広州白雲国際空港税関の協力により、フェデックスは迅速に輸送品の通関手続きを完了し、1月27日に中国郵政がこれらの輸送品を武漢に配送した。

中国郵政は武漢地域向けの感染拡大防止用品の配送サービスを提供し、武漢市当局が指定した団体宛ての救援物資について、無料輸送および配送を行う。上記の輸送はフェデックスが中国郵政のネットワークを通じて輸送した医療用品の第1弾となる。

フェデックスは20万枚超の医療用マスク、および個人用防護ガウンや手袋を米国から中国・広州の自社施設アジア太平洋地域ハブ向けに輸送し、ダイレクト・レリーフによる人道支援活動に協力する。さらに同社は広州から武漢への救援物資の配送を調整する中国郵政と緊密に協力し、できるだけ速やかな物資の輸送を目指す。

一方、1月25日以降は、中国の医療機関向け体外式膜型人工肺(ECMO)、人工呼吸器、患者用モニタ等の医療機器供給で、メドトロニック社をサポートしている。600点を超える医療機器および医療部品からなる第1弾の輸送品は、上海のフェデックスの施設から各地に向けて迅速かつ 安全に輸送された。現在これらの機器はすでにコロナウイルスに感染した患者の治療に使用されている。

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