2019/09/20

日本通運(株)は9月20日、子会社の南アジア・オセアニア日本通運(株)を通じて、インド小売大手事業者のFuture Groupの物流子会社Future Supply Chain Solutions Limited（FSC社、ボンベイ証券取引所上場）の一部株式を取得することで、FSC社の出資者と合意し、FSC社と株式割当契約を締結したほか、FSC社の出資者と株式譲渡契約および株主間契約をそれぞれ締結したと発表した。

日通グループは2019年度より開始した「日通グループ経営計画2023　～非連続的な成長“Dynamic growth”」において、「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」を目指し、特に物流市場の急速な拡大が期待されるインドを最も重要なエリアの1つに位置づけている。2007年にM&Aによってインドへ進出して以降、インド発着の国際フォワーディングを中心に事業を拡大。次のステップとして内需の拡大に伴うインド国内の物流事業を強化する。

●株式取得の内容

（1）既存株式の譲受

株式譲渡契約により、機関投資家から586万3,475株を譲受

 (2) 新株発行株の引受

株式割当契約により、FSC社から378万9,350株を引受

※既存株式の譲受および新株発行の引受に伴い株主間契約をFuture Groupと締結 

 

●取得前後の出資持分比率の状況

（1）異動前の出資持分比率0.0％

（2）既存株式の譲受13.4％（38億9,330万ルピー、約60億円）

（3）新株発行の引受8.6％（25億1,610万ルピー、約39億円）

（4）異動後の出資持分比率22.0％

※持分比率は新株発行後の比率 

 

●日程

取締役会決議日：2019年9月20日

株主間契約締結日：2019年9月20日

株式譲渡契約締結日：2019年9月20日

株式割当契約締結日：2019年9月20日

全出資持分取得完了日：2020年1月（予定）