[最新ニュース] グローバル
ヤマト、中国EC事業でAGV活用の高品質物流提供
ヤマトホールディングス傘下の雅瑪多国際物流有限公司(YIL)は8月16日、ロジザ ード(株)のグループ会社である龍騎士供応鏈科技(上海)有限公司(※1)と連携して上海ロジセンター(上海市嘉定区)に自動搬送ロボット(AGV)を導入し、中国でEC事業を行っている企業向けの高品質な物流サービスの提供を開始したと発表した。
中国では、日本等からの越境を含めたEコマースが急激に拡大し、特に独身の日等キャンペーン実施時の出荷増への対応は、旧来の人員を増やす人海戦術で出荷業務を乗り切っている状況にある一方、一時的な人員では一定の作業品質が維持できないなど、新たな課題も発生している。さらに、人件費の高騰や作業員不足の課題は、日本と同様であり、この課題に対しての中長期的な対応が物流事業者には求められている。
YILはこうした課題に対応するため、ロジザードが中国企業にOEMとして提供するWMS「e-倉管」と、北京极智嘉科技有限公司(※2)のAGV を導入。これにより作業の大半を占める、商品のピッキング作業と、入荷時に商品を保管棚へ運搬・格納する作業を自動化し、作業効率が従来比3倍(YIL実績)となり、急な出荷増への対応や、キャンペーン等の物流増に対し、人員を新たに雇用する必要なく、高品質な物流サービスの提供が可能となった。
※1:ロジザード(株)(日本)の100%子会社。2015年12月よりYILがWMSを採用し、今回AGVとの連携を実施。
●雅瑪多国際物流有限公司上海ロジセンターの概要
|↑一覧に戻る|