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JP、「UGX行郵税通関配送サービス」の提供を開始
日本郵便(株)(JP)は6月24日から、申通快递(シンツウカイテイ)日本法人の(株)申通エクスプレスジャパン(STOジャパン)(※1)と連携し、中国の行郵税による通関(※2)を用いた「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」(※3)による中国宛の配送サービス「UGX行郵税通関配送サービス」の提供を開始する。
●概要
同社はSTOジャパンと連携して、2017年10月からUGXによる中国越境EC通関(※4)を用いた配送サービス「UGX越境EC通関配送サービス」を提供しているが、中国当局が今年1月に行った制度変更により、多くの荷主が中国越境EC通関を適用できなくなることが想定されている。
そこで同社では中国当局の制度変更に対応できない荷主に対して、STOジャパンと連携して今回のサービス提供を開始することとなった。
同サービスでは配送のみならず、事前に販売する各商品の税率を知りたいとの要望に応えるために、荷主から各販売品情報を事前に提供してもらうことで販売品ごとの税率情報を事前に知らせることが可能になる。
なお、中国当局の制度変更に対応できる荷主は、引き続き「UGX 越境EC 通関配送サービス」が利用できる。
●利用対象者:中国向け越境ECサイトで販売している荷主
(※1)STO ジャパンは中国越境EC通関業務と中国全土の国内配送網を合わせもった中国大手宅配事業者の日本法人。
(※2)中国行郵税通関とは個人の携行輸入物品(海外から買って帰るもの)や個人の郵送輸入物品(個人で輸入したもの)にかかる輸入税制を適用したもので、課税額が50元以下の場合は課税免除となる通関方法。
(※3)UGXとは、日本郵便が出資した国際物流事業者レントングループの世界的なネットワークを活用し、2014年10月から日本郵便が提供している国際宅配便サービス。
(※4)中国越境EC通関とは2016年4月から開始された越境ECの荷物にかかる中国の輸入税制(越境EC総合税)を適用したもので、中国行郵税よりも低い税率が適用される通関方法。
●フロー図
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