2018/11/21

サトーホールディングス(株)は11月21日、スイスでヘルスケア事業を担う100%子会社のSATO Healthcare Switzerland AGを設立したと発表した。

 

同子会社はRFIDをはじめとする最先端の自動認識技術を活用した患者の安心に貢献するソリューションを提供。世界のグループ各社が開発した付加価値の高い自動認識ソリューションを欧州に展開するだけでなく、欧州ならびに世界の病院、製薬会社、医療機器製造業者向けに革新的なソリューションを開発。また、保健関連の政策・実施を担う国際機関の近くに拠点を構えることで、今後の規格やガイドラインの策定に直接的に参画することも目的としている。

スイスはヘルスケアおよび生命科学の中心地で、医療技術研究、開発、製造分野のすぐれた才能を持つ人材にあふれ、世界最高水準の研究機関が集結している。また、充実した保険制度を提供している国でもあり、医療機器や医薬品、ヘルスケア業界で最先端を行くプレーヤーが密集する同国に子会社を設立することはサトーの戦略的投資の一環になる。

ヘルスケア事業の成長をさらに加速するために、2014年には同社グループのヘルスケア事業を統括するサトーヘルスケア(株)を設立し、日本で医薬品・医療機器製造業者から薬局、臨床検査ラボ、病院に至るまで、ヘルスケアサプライチェーン全体にわたる製品管理 やトレーサビリティのソリューション提供を拡大してきた。

サトーは2022年度末までのSATO Healthcare Switzerlandの売上目標として4億円を計画している。

 

●新会社概要

社名：SATO Healthcare Switzerland AG

所在地：Balz-Zimmermannstrasse 7, 8152 Glattbrugg, Switzerland

代表者：Kevin Allart（ゼネラルマネジャー／ディレクター）

資本金：110万スイス・フラン（約1.2億円）

事業内容：プリンタ、サプライ、ソフトウェア、スキャナを含む自動認識システムの販売