2016/10/20

郵船ロジスティクス(株)は10月20日、東海3県を対象に午前中に集荷した貨物をセントレア(中部国際空港)から翌日午前中に香港へ配送する「セントレア発香港向け24時間配送サービス」を開始した。

東海地区においては、香港及び中国華南地区へ自動車部品や電子部品などを中心に航空輸出されているほか、近年注目されている食品の輸出に関しても香港は最大のマーケットで、高い需要を背景に、農林水産物・食品の輸出額は毎年トップ、3年連続で増加してきた。

ところが従来は、東海地区から香港向けに緊急品を航空輸出し翌日配送する場合、集荷時間が早朝に限定され、さらにコストが掛かっていた。そこで同社は愛知・岐阜・三重県(一部地域を除く)で午前中に集荷した貨物を翌日午前中に香港市内へ配送する新サービスを開始したもの。

セントレア内の専用施設で航空機搭載パレット(ULD)に貨物を積み付け、同日夜のフライトへ搭載。香港到着後、自社施設へULDのまま貨物を転送し、仕分け・配送作業を行うことによりリードタイムを大幅に削減、香港市内への24時間以内配送が可能となった。また貨物をULD混載することで、高品質かつ安価なサービスを実現している。