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鴻池運輸、インドの鉄道コンテナ輸送市場へ新規参入
鴻池運輸(株)は8月10日、ICD事業を展開するAssociated Container Terminals Limited(ACTL)と合弁で、鉄道コンテナ輸送会社Joshi Konoike Transport & Infrastructure Pvt. Ltd.(JKTIPL)を2016年10月に設立すると合意した。
インドでは2020年には日印の国家プロジェクトであるDFC(貨物専用鉄道)が開通予定で、将来的にトラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトが加速すると予想される。そのため特に内陸部のデリー首都圏近郊では、鉄道コンテナを利用して海上コンテナ貨物を輸出入する際の発着場所となるICD(輸出入業者が海上コンテナ貨物を内陸で受け渡しできる保税場所)が不可欠。
ACTL社は北インド初の民間ICDを運営し、デリー首都圏近郊の事業実績で高い評価を得ている。今回の合弁会社はACTL社の豊富な顧客やICD設備やノウハウを活用することで、インド国内一貫輸送を行う。
今後、鴻池グループは、インド国内の鉄道コンテナ輸送だけではなく、中国・アジア諸国・北中米で展開しているロジスティクス事業とフォワーディング事業を融合させ、インドにおける国際複合一貫物流サービスを展開するとともに、定温コンテナによる定温貨物輸送やタンクコンテナによる液体貨物輸送など、グループの総合力を生かしたサービスの提供にも取り組む。
●新合弁会社JKTIPL社の概要
商号:Joshi Konoike Transport & Infrastructure Pvt. Ltd.
代表者:Hitendra Joshi(Managing Director)
設立:2016年10月(予定)
本社所在地:M-26, Main Market, Greater Kailash - 2,New Delhi - 110048, India
資本金:230,000,000INR(約3億,5800万円※)
決算期:3月31日
出資比率:鴻池運輸51% 、Associated Container Terminals Limited 49%
事業内容:鉄道コンテナ輸送事業
※ 使用為替レート 1INR=1.56円(平成28年7月29日現在
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