2016/07/27

日本通運(株)の現地法人である日通国際物流（中国）有限公司と欧州日本通運(有)は、中国欧州間クロスボーダー鉄道輸送サービスに混載輸送商品を追加し、7月27日から販売を開始した。

中国側は武漢、欧州側はドイツ・デュイスブルグを起点に、コンテナ1本に満たない複数顧客の荷物を日通がまとめて鉄道で輸送、中国・欧州の各都市までは日通グループのトラック輸送網で責任を持って配送する。少量貨物を早く・安く送りたいという要望に、複数の輸送モードを組み合わせた日通の総合力で対応するもの。

同社では中国欧州間クロスボーダー鉄道輸送を、航空輸送と海上輸送の中間に位置する第3の輸送モードとして、新商品の開発に取り組む。

同サービスの輸送コストは航空輸送の30～70％に圧縮（海上輸送の2．5倍程度）され、リードタイムも海上輸送の半分から5分の2程度に短縮。運賃料金は、わかりやすく利用しやすいドア・ツー・ドアのパッケージ料金とし、専用の輸送経歴追跡サービスで、日々最新の運送状況を顧客へ配信する態勢としている。欧州はデュイスブルグに、中国は武漢・重慶にそれぞれ鉄道輸送専門のチームを設置、各種問い合わせや見積もりに個別に対応していく。