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マレーシア大使館、日本市場の販路開拓で協力体制構築
マレーシア農業・食品産業省(MAFI)駐日マレーシア大使館農務部は12月14日、同大使館 一等書記官のファミ氏の呼びかけにより、輸入食品の卸やPB商品開発を行うテックイノベーション(株) 代表取締役の野口政洋氏と、マレーシア食品の輸入や企画・マーケティングを行うSD Impex Japan(株)(マレーシア外資系企業)代表取締役のムハマド・アミルディン・ビン・アブドル・ワハブ氏が協力覚書を締結したと発表した。
●主な協力内容
・マーケティング情報の共有
・商品選定等に関するアドバイス
・ハラルに関する知識の共有
・ハラル商品の共同開発
●同協定の狙い
(1)コロナ禍での輸入食材売れ行き好調を背景に、マレーシア食品の販路拡大、販売戦略の強化、新商品の市場参入等、日本におけるマレーシア食品の流通拡大を目指す。
(2)大阪・関西万博開催を追い風にした新型コロナウイルス後の急速なインバウンド復活を見越し、世界中のムスリムに向けた「日本のハラル食品」の企画・開発を行う。
(3)(2)に関して訪日ムスリムだけではなく「日本から世界のムスリム」に「日本のハラル商品」の流通拡大を目指す。
ルックイースト政策40周年を迎える2022年を皮切りに、短期・中長期での戦略として上記(1)~(3)を狙いとした民間企業の協力体制を構築することで、新型コロナウイルスの収束が見えない中でもフレキシブルに事業を展開し、日本とマレーシア間の双方向におけるさらなるビジネス促進を目指す。
●駐日マレーシア大使館農務部(マレーシア農業・食品産業省)の日本市場へのこれまでの取り組みについて
(1)マレーシアの複数の食品メーカーの商品を日本市場向けブランド「My Kitchen」という1つのブランドにまとめ、2021年に日本市場に参入した。今後もMAFIのバックアップを受け、商品の拡充ならびにブランド認知拡大を目指す。
(2)マレーシアの本場の味を簡単に家庭で楽しめるインスタントソース(主にReady to cook中心)を中心に、定番の商品から珍しい商品まで様々なラインナップを取り揃えている。
●覚書締結の様子(上、手前左よりムハマド・アミルディン氏、野口氏、奥はファミ氏)、日本市場向けブランド「My Kitchen」(中)、My Kitchenフィッシュカレーペースト(下)
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