2021/09/07

日本通運(株)は9月6日、台湾現地法人の臺灣日通國際物流股份有限公司（台湾日通）が５月に台湾北部の桃園市に物流拠点（NEXT3倉庫）を新設し、7月末に化粧品・医薬品・医療機器の営業許可を取得したことを明らかにした。 

桃園市は台湾の航空輸送のゲートウェイである桃園国際空港が立地し、製造業の多くの企業が拠点を有している。また、台湾最大の人口集積地である台北都市圏に近く、台北港、基隆港等へのアクセスも良い一方で、自然災害が比較的少なく人口増加が続いているエリアで、物流拠点に適した立地。

新設したNEXT3倉庫は、大都市圏に近接する優位性を活かして小売・EC 関連の商材を取り扱うほか、隣接し保税区画を有する同社NEXT2倉庫との一体運営で、保税貨物と非保税貨物を柔軟に保管することも可能。また、同倉庫では医薬品、医療機器、化粧品のGDP・GMP基準に準拠した保管・作業エリアを設置し、TFDA（台湾衛生福利部食品薬物管理署）の認証を現在申請中。

●倉庫概要 

名称：臺灣日通國際物流股份有限公司 NEXT3倉庫 

住所：桃園市蘆竹區南崁里建國路50號 

構造：鉄筋コンクリート造4階建て 

延床面積：8,240平方メートル 

　(内訳) 倉庫面積7,420平方メートル、事務所820平方メートル 

主要設備：高床プラットフォーム、24時間365日警備、監視カメラ、

　一部：空調エリア、防塵床コーティング、GDP/GMP 準拠エリア（現在申請中）