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CRE、「ロジスクエア狭山日高(飯能)」竣工

2020/07/01

(株)シーアールイー(CRE)は6月30日、埼玉県飯能市において開発を進めていた大型物流施設「ロジスクエア狭山日高(飯能)」が竣工したと発表した。

なお、同施設は竣工に先立ち賃貸面積の80%以上が契約済みとなっており、大手荷主系物流企業、メーカー企業の入居がすでに決定している。7月より順次稼働を開始する予定。

本施設は 3万6,815.37平方メートルの敷地に地上5階建て(倉庫部分は4層)、延べ面積8万4,132.04平方メートルの大型物流施設で、ワンフロアが約5,330坪、2階および3階部分へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1階、2階およ び3階に計120台分備えるマルチテナント型物流施設。2階および3階には出庫車両専用スロープを設け、交互通行に伴う場内車両渋滞や接触事故防止に配慮した施設となっている。

倉庫部分の基本スペックは、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/平方メートル、有効高さは各階6.0m以上(4階は最大6.9m)、平均照度は300ルクス以上、2フロアオペレーションとなる3-4階部分には荷物用エレベーター(4.1t)を計6基設置しており、各階2.5tフォークリフトの走行にも対応している。

これらの倉庫機能を可視化したデザインのサイン計画も採用し、庫内オペレーションの安全面や機能面での向上、働く従業員の快適性にも寄与している。構造計画では、ラーメン架構による耐震構造として、ブレースのないフレキシブルで保管効率の高い設計を行っているほか、入居テナントの将来ニーズ対応として、垂直搬送機および倉庫内階段の追加設置(3-4階部分)や事務室の増設、倉庫内の空調機設置等にも一定の対応ができる仕様とし、マルチテナント型物流施設としての汎用性を考慮した同社の基本スペックを満足する施設となっている。

さらに、倉庫業法の基準適合確認制度の認定を受けることで、テナント企業が営業倉庫登録を行う際の手続きが簡素化され、スムーズな施設運用が可能となる予定。

●ロジスクエア狭山日高(飯能)の概要
施設名称:ロジスクエア狭山日高(飯能)
所在地:埼玉県飯能市芦苅場
敷地面積:3万6,815.37平方メートル(1万1,136.64坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造 地上5階建て
延べ面積:8万4,132.04平方メートル(2万5,449.94坪)
着工:2019年2月1日
竣工:2020年6月30日
設計施工:(株)錢高組

●ロジスクエア狭山日高(飯能)の施設全景

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