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「欧州・先端物流システム視察団2016」いよいよ近日、参加者募集開始

2016/02/29

アマゾン、アパレルRFID、インダストリー4.0…
ドイツの最先端物流技術をセマットと現場視察で探る
欧州・先端物流システム視察団2016

いよいよ近日、参加者募集開始
~2016年5/29(日)‐6/4(土)・7日間~

流通研究社・月刊マテリアルフローでは毎年、欧米の先端物流システム動向をとらえる海外視察団を派遣し好評を博しているが、今年の注目企画内容がいよいよ固まった。

本年5月末からドイツ・ハノーバーで開催される世界最大のイントラロジスティクス(構内物流システム)展示会「セマット」に合わせ、5/29(日)~6/4(土)と7日間のコンパクトな日程に、展示会と本場のインダストリー4.0/IoT特別セミナー、独アマゾン、RFIDをフル導入したマルコポーロ、フランクフルト空港など4か所の先端物流現場視察を凝縮。見逃せない企画となっている(基本日程は下記)。

セマット/ハノーバー見本市会場は、2011年にメルケル首相らが初めて、産官学一体プロジェクトとして「インダストリー4.0」に取り組むことを発表した「Ind4.0の震源地」。先端物流システム機器の視察に加え、今回は本チームだけの特別企画セミナーで「インダストリー4.0/IoTとイントラロジスティクス」の講演を実現。

アマゾン/国内では公開されない、アマゾンのロジスティクス(フルフィルメント)センターを、古城の街コブレンツに訪ねる。大注目・アマゾンの物流現場が視察できる、希少な機会になりそうだ。

マルコポーロ/発展中のアパレルSPA(製造小売業)、マルコポーロはアパレル全品にRFIDをアイテムタギング。入出庫検品、清算、在庫管理、盗難防止にフル活用した先端事例を視察する。

フランクフルト国際空港/欧州でも最大級の規模を持つ同空港で、先進のBHS(旅客手荷物搬送システム)に焦点を当て、最新技術を導入した流通オペレーション部門等を視察。

◆他にも、多品種少量出荷に最適なロボット自動倉庫や、先進システムを活用する通販物流センターなどの視察を計画している(調整中)。  <⇒視察先に関する詳しい情報は末尾を参照>


事務局では以上の企画で近日中に、同社メールマガジン「マテフロ+プラス」と同社Webサイト(http://www.mf-p.jp/)にて、参加者募集を開始する。受け入れ先の都合により定員は20名限定となるため、事務局では早目の申し込みを呼び掛けている。

<問い合わせ先>
(株)流通研究社 マテリアルフロー編集部
TEL.03-3988-2661  FAX.03-3980-6588  info@mf-p.jp

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                              流研・MF Presents
             「欧州・先端物流システム視察団2016」基本日程
                2016年5/29(日)~6/4(土)
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5月29日(日)
午後 羽田空港 発、空路ミュンヘンへ(12時間05分)
夕刻 ミュンヘン着 *専用車にてホテルへ (ミュンヘン泊)

5月30日(月)
<午前>
 ■業務視察(1)SPA/RFID■マルコポーロ・ミュンヘン店
<午後>
*ICE(新幹線)にてフランクフルトへ  (フランクフルト泊)

5月31日(火)
<午前>
 ■業務視察(2)■アマゾン ロジスティクスセンター
<午後>

 ■業務視察(3)■フランクフルト国際空港
 *ICEにてハノーバーへ           (ハノーバー 泊)

6月01日(水)
<終日>
 ■業務視察(4)■CeMAT展示会視察 @ハノーバー国際見本市会場
★特別セミナー…Industry4.0/IoTとイントラロジ(ハノーバー 泊)

6月02日(木)
<午前>
 ■業務視察(5)■CeMAT視察
<午後>
 ■業務視察(6)■先進物流センター視察(調整中)
 *ハノーバー発、視察先経由フランクフルトへ(フランクフルト 泊)

6月03日(金)
午前 市内自由視察後、空港に移動
午後 フランクフルト国際空港から一路、帰国の途へ

6月04日(土) 
朝  羽田空港国際線ターミナル到着後、解散

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                  <視察現場・ひと口紹介>
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【1】アパレルSPA/マルコポーロ(ミュンヘン)
 マルコポーロ(MarcO'Polo)は、ドイツ・欧州から中国など世界30か国以上に展開、通販も拡大中のアパレル製造小売業(SPA)。ZALAやH&Mよりワンランク上の「プレミアム・カジュアルウェア」コンセプトが受け、ドイツ国内に直営店を100、ヨーロッパ各国にフランチャイズ店を150、中国に2店舗を開設。

全品にRFIDをアイテムタギング、対応システムを2014年から直営100店舗と物流センターに順次導入完了。トルコ、中国の工場でタギング出荷、物流センターと店舗管理・オペレーション(入出庫検品・在庫管理・レジ清算・盗難防止まで)にRFIDをフル活用し、圧倒的な業務効率化とともに、接客品質向上に大きな成果を挙げている。

【2】通販物流/アマゾン ロジスティクス・センター(コブレンツ)
北ラインラントのモーゼル川とライン川の間に位置するコブレンツは、ドイツで最も古く、最も美しい都市の一つ。2,000 年以上前に作られた城、要塞、教会、多くの歴史的な魅力にあふれ、ユネスコ世界文化遺産にも大きな役割を果たしている。

ここに位置する世界最大のEC企業アマゾンのフルフィルメント・センターは、2012 年にオープン。11万㎡の広さはサッカー場約17個分に相当。世界を驚かせる迅速出荷・迅速お届けの高度な物流サービスを支える、本センター内の先進システムを視察。日本では関係者さえ見られないとされるアマゾンの物流現場に触れる、希少な機会が得られる。

【3】手荷物ハンドリング/フランクフルト国際空港
ヨーロッパでもトップクラスの規模を誇り、世界の国際線の主要なハブ空港の1つ。年間5,000万人以上の搭乗客と約48万回の離着陸がある国際輸送の要所。貨物取り扱い量は1,548,014トンでヨーロッパ第2位(シャルル・ド・ゴール空港で1,723,700トン、ヒースロー空港で1,300,420トン)。

最大1日に1,400便が離発着するなか、大量の手荷物を搬送・仕分けする見事なバゲッジハンドリングシステム(BHS)が稼働。最新技術とインフラで、数キロにおよぶベルトコンベヤから離発着情報に応じピンポイントでの確実な手荷物仕分けを実現。本視察ではBHSの流通オペレーション(PCシステム)部門、コントロールセンターなどを視察。

【4】世界最大のイントラロジスティクス展/CeMAT
ハノーバー国際見本市会場で隔年開催される世界最大のイントラロジスティクス=構内物流システム展示会を、1日半の時間を取ってじっくり視察。当会場は、2011年のハノーバー・メッセで初めて、メルケル首相らが産官学一体プロジェクトとして「インダストリー4.0」に取り組むことを発表した「Ind4.0の震源地」。

今回は特別企画として、流通研究社が20年来の交流関係を持つ主催・ドイツメッセ社の全面協力を得て、本視察団のためだけに、Ind4.0プロジェクトにも参加するドイツ機械工業連盟(VDMA)の専門家を招き、以下の特別セミナーを開催する。

<特別セミナー概要>
・CeMAT2016のコンセプトと見どころ…ドイツメッセ(株) ウォルフガング・ペッヒ上級副社長 
・Industrie4.0/IoTとイントラロジスティクス…ドイツ機械工業連盟・物流機械工業会 役員を予定

【5】先進物流センター視察(調整中)
通販ほかの多品種少量出荷に最適なロボット自動倉庫、通販物流センターなどを予定。

●アパレルSPA/マルコポーロ(ミュンヘン)(上)とアマゾン ロジスティクス・センター(コブレンツ)(下)

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