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チェックポイント、C&A社のフランス全店でRFID導入

2016/03/22

チェックポイントシステムズ社は3月15日、欧州の大手アパレルC&A社のフランス国内の全164店舗、さらに全C&A物流センターへ同社のRFIDソリューション導入したと発表した。

すでにフランス国内店舗の3分の1でRFIDの導入は完了しており、2016年中頃までにはフランス全店舗に完備予定。また、ドイツでのRFID試験導入の成功を経て、メンズウェア、子供服、スーツなどといった新たな商品カテゴリに対するソースタギングも開始している。

C&A社では、フランス物流センターにRFIDを導入することでタグ付けする商品の対象を飛躍的に拡大し、サプライチェーンを通じた完全な商品可視化を目指している。物流センターにRFIDを導入することにより、事前出荷明細(ASN:Advance Shipping Notice)の作成主体は生産者ではなく物流センターへと移行し、より高い精度で自動化される。チェックポイント社の物流センター向けソリューションは、高い読み取り性能やスピード、柔軟性をを提供する。またOAT Foundation Suite(TM)ソフトウェアは、物流センターと店舗の両方で共通して使用できるメリットを提供し、C&AのRFID活用を最適化している。

C&AヨーロッパのファンクショナルIT・サプライチェーン部門の責任者であるJoachim Wilkens氏は「RFIDを導入することにより、在庫精度を高め、バックヤードに在庫されているのにもかかわらず陳列されていない状況(NOSBOS)を減らせます。当社では、RFIDをベースにオムニチャネル戦略の土台を築いています」とコメントしている。

店舗でのRFIDを活用した在庫管理(上)と物流センターのトンネル型RFIDリーダー(下) 

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