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第1回日本サービス大賞、内閣総理大臣賞ほか優秀賞発表

2016/06/13

サービス産業生産性協議会は6月13日、優れたサービスを表彰する日本で初めての表彰制度「日本サービス大賞」の第1回受賞31件を発表した。

同賞には日本全国各地から多種多様な大小全853件の応募が寄せられ、野中郁次郎委員長(一橋大学名誉教授)ほかサービス産業に関する有識者で構成される審査委員会によって一次(書類審査)、二次(現地審査・ヒアリング)、最終選考会が催された。その結果、最優秀賞の内閣総理大臣賞はじめ、地方創生大臣賞、サービス管轄の各省大臣賞、および優秀賞(SPRING賞)、あわせて31件が選出された。

内閣総理大臣賞は九州旅客鉄道(株)のクルーズトレイン「ななつ星in九州」で、豪華列車というハード面、鉄道を輸送事業から感動を呼ぶサービス事業へ大きく転換させた革新的なサービスなどが評価されての受賞となった。

いっぽう、国土交通大臣賞にはヤマト運輸(株)の「国際クール宅急便」が輝き、沖縄国際物流ハブを活用した国際間のスピーディーな輸送により国内品質同様に日本各地の「旬」の食材を鮮度を保ったまま、荷物1個からいつでもアジアの国々へ「最短翌日」で届けることを可能とすなど国際間の一貫保冷輸送を実現し、日本の農水産品の販路拡大に寄与した実績が高く評価された。

このほか、農林水産大臣賞に徳島県で買い物弱者に商品・サービスを届けるため、販売パートナー、地元商店、本部の三者で展開する日本初の社会貢献型移動スーパー「とくし丸」が、地方創生大臣賞には(株)ラクーンの卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」が、それぞれ受賞。

また優秀賞(SPRING賞)には(株)喜久屋の宅配クリーニング「リアクア(株)」、(株)セブン-イレブン・ジャパンのお届けサービス「セブンミール」、全日本空輸(株)の価値向上し続けるおもてなしの航空輸送サービスなど併せて17件が選ばれた。

●クルーズトレイン「ななつ星in九州」(上)、ヤマト運輸「国際クール宅急便」(下)

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