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ヤマト運輸、西日本で定期刊行物お届け高齢者見守り支援

2016/05/18

兵庫県西脇市とヤマト運輸(株)は、高齢者の安全安心な生活支援のため、西日本初の「定期刊行物のお届けによる高齢者見守り支援」などに関する連携協定を締結、5月18日に調印式を行った。

西脇市は兵庫県のほぼ中央部、東経135度と北緯35度が交差する位置にあり、日本列島の中心・日本のへそとして知られる。高齢化率30.8%となった西脇市では、支援を必要とする住民に対し、住み慣れた地域で安心して暮らせることを目標に「事業協力者である民間事業者や関係団体による見守り体制の構築(あんしんはーとねっと事業)」に取り組んできた。

ヤマト運輸は「一番身近で、一番愛される企業」を目指し、全国の地域課題の解決に行政・地方自治体(Government)と一緒になって取り組む「プロジェクトG」を推進、自治体と協力して観光客向けの手ぶらサービスや、買い物代行を兼ねた高齢者の見守り支援サービスなど、各地域の課題に合った取り組みを行っている。

今回、両者は共同で幅広く高齢者をサポートする体制を整えるため、ヤマト運輸の配送ネットワークを活用し定期的な安否確認ができる高齢者見守りサポート事業を実施する。

今回の連携協定で行う「定期刊行物のお届けによる高齢者見守り支援」の取り組みとは、西脇市が作成した高齢者向け刊行物をヤマト運輸のセールスドライバーが配達し、本人が受け取ったか、また、配達時に心配な様子はなかったかについて西脇市に報告する仕組み。報告を受けた西脇市は必要に応じ訪問等の状況確認を行うなど、高齢者の安全で安心な生活の実現に取り組む。

ヤマト運輸は同様の取り組みを青森県黒石市・同県深浦町・富山県氷見市で実施しており、兵庫県西脇市は西日本で初の取り組みとなる。

●定期刊行物のお届けによる高齢者見守り支援

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